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第一話 ページ2
小さいころ、私たちは三人家族だった。
その日は兄が学校で居残り…私はサッカーを近所の子たちとして…
その後、夕方になり家へと帰った。
雪乃「お母さんただいま！あのね、今日…？」
家へ入ると、いやに静かで…わずかに聞こえるのは…
今にも途切れそうな…呼吸音…
すごく怖くて…分からなくて…玄関で立ち尽くしていた。
そして次の瞬間、目の前でなぜか知らない光景が見えた。
知らない男が歩いてきて…こちらに手を伸ばす光景。
再び目を開けると、目の前には当然何もない…
雪乃「なんだ今の…」
動揺し、そのまま立ち尽くしたままだった…だが
？「…子どもか、なかなかのトリオン量だ」
雪乃「！！」
先ほど一瞬見えた光景にあった男が、全く同じようにこちらに手を伸ばしてきた。
あの瞬間が…初めて自分のサイドエフェクトに気づいた瞬間でもある。
＿＿＿＿ボーダー本部 開発室
部屋の奥、作業服姿でゴーグルをし器具を扱う人物。
？「雪乃、まもなく予定時刻です」
そう隣から機械音のような声が聞こえ…
次の瞬間、セットしてあったタイマーが鳴ろうとしたが…
なる直前に止め…
雪乃「終わったー…」
そういって後ろに倒れる、一人の少女。
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作者名：rai | 作成日時：2023年2月28日 22時
