無惨様の妻は無惨様が嫌い４【鬼滅の刃】

番外編【自粛いたしましょう】 ページ43

たなびく黒髪、透き通る白い肌







つややかな唇、涼しげな眼







無惨と同等の力を持ちながらも人を喰わず生きる







美しい鬼がいるという







その名は鬼舞辻A








鬼舞辻無惨の妻であり








夫である無惨に溺愛され







溺愛されるが故に








無限城に数百年と幽閉されてていた







美しき鬼







鬼にも人にも分け隔てない






慈悲の精神を持つ者







夫の所業に嫌気がさし







今は隙を見て無限城を抜け出し









旅をしている。









「筈なのでございます。」







「あぁ、そうだな。我が美しき妻よ。」








「ですが今この状況、何故私は無限城にいるのでしょうか？」









そうここは確かに私が数百年旦那様によって








閉じ込められていた無限城に間違いございません。









「これは俗にいう番外編だからな。」









「番外、、、編？」









「不思議そうに首を傾げる我が妻も実に可愛らしいな。」

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