検索窓
今日:42 hit、昨日:28 hit、合計:11,147 hit

勘弁してください147 ページ3

私たちは伊地知さんの説明を受け、ターゲットである男の子の自宅周辺を探した。


すると途中の街中で虎杖君がそれらしき男の子を見つけた。



伊地知さん曰く、彼は高校生だが暫く学校には行っていないそう。



そんな彼を暫く車から尾行していると、どうやら自宅に帰るらしくひと気の少ない道に入っていった。



「ここからは車を降りて尾行しましょう。」



伊地知さんにそう言われ私たちは車を降りた。



まさか自分がこんなことをする事になろうとは数日前の私は想像もしていなかっただろうな。



なんて考えながら私も車を降り、男の子を追った。



暫くコソコソとつけていると不意に彼の足が止まる。


何事かと様子を覗き見ると、そこには低身長でありながら随分とふくよか、、、といっていいのか?



とにかく、まん丸ボディーの男性が無遠慮に彼の自宅であろう玄関先座っていた。




口ぶりから察するに学校の先生だろうか?



その男性に男の子は嫌そうに数歩下がると、それを詰めるように男性がにじり寄る。



そうして男性は自身からだらだらと滴り落ち汗を拭きながら男の子に話しかける。




「聞いたか?佐山、西村、本田なくなったって、お前仲良かったよな?」




その瞬間男の子の顔色が変わる




しかし、それに気づかないのか男性は話し続ける




「友達もいないお前をよく構ってやってたろ。」




ちがう、彼は勘違いをしてる。



私はすぐに気が付いた、男の子の表情、学校に行かない理由




私は知っている、男の子と似た表情を



「それなのに葬式にも出ないで。」


やめて、それ以上は、



だって、その顔はあの時の私そっくりで




だから、つい考えるよりさきに




「あれ!久しぶり!」



声をかけてしまった。

勘弁してください148→←勘弁してください146



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (75 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
379人がお気に入り
設定タグ:呪術廻戦 , 夏油傑 , 五条悟
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

かの - 初コメ失礼します!とっても続きが気になります!よければ番外編なども作って欲しいです! (5月4日 0時) (レス) @page8 id: 014e263859 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:さきた | 作成日時:2023年7月31日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。