第１８７話 ページ47
そして工藤君は平然と蘭ちゃんたちとトイレを出ていく。
「あ、後って、おい工藤…!」
平次君も慌てながら彼らの後を追っていった。
だがしかし私はすぐにはその後を追わず、黙って工藤君が出てきた個室に近寄る。
『…』
扉を開けてみるも中には洋式トイレがあるだけで種も仕掛けもない。
…そう�爛灰貝瓩砲蓮�
「――お疲れ様、赤葦さん」
『…ハハ、やっぱりちゃーんとタネがあったのね』
背後からの声にそう返して、くるりと振り返る。
そこには黒いキャップを被った哀ちゃんと、苦笑して立つ博士が。
『やっほー、マイハニーと元凶老いぼれ』
「お、老いぼれって…。早紀君ひどい…」
「私は何も言わないわよ」
ショボンとする博士とジト目になる哀ちゃん。
いっやぁ、すんごく久々な気がしますなァ!んもう相変わらずふつくしいです、志保ちゃん!
キャップマジ萌えまふ、ミステリアスオーラが増してていいよグッジョブ!!あぁ愛でたいヨ…
さっきの山口voiceに加えて精神力がフルチャージざんす!!
…え?博士の呼び名?こんだけ苦労させた元凶なんだから当然だしょ?
『ま、見た感じ工藤君に解毒剤を渡しに来たのかな?さっきの一瞬の間に彼に渡したんでしょ?
隣の個室にでも忍び込んで』
私がそう言うと哀ちゃんが頷く。
「その通りよ。博士が貴方たちの泊まる旅館の名を覚えていてくれたし、切羽詰ったらココの
トイレに逃げ込んでくると予想できたから…」
『ナイス博士、100点加点で呼び名を戻そう。あと5900点で±0だよ!』
「と、遠いのぅ…」
私が超絶笑顔で言い切ると、博士の顔が引き攣った。冥土の土産にたっぷり使役してやんよ。
すると哀ちゃんが、コホン、と咳払いしてジト目で言う。
「はいはい、その話はいいから」
『あぁそうだねハニー、君との時間を無駄にしたくないし』
「…兎に角赤葦さん、貴方にこれを渡しておくわ」
私の愛の台詞を清々しくガン無視した哀ちゃんが手渡した物
それは―――
『こっ、これって…』
「えぇ、時計型麻酔銃の予備よ」
冷静沈着な哀ちゃんの声をどこか遠くに聞きながら、私は手に持った銀ピカの腕時計を凝視する。
思わず手がワナワナと震えてしまうのはコナンファンとしては当然だろう。
…うっおぉ、ヤベェよ!?今私手に持ってるよ、コナン道具の代名詞の1つを!!
アレざんしょ、耐性の出来ない優れた麻酔性を持つ針とライトが仕込まれた超ハイテク時計じゃん!!
本編でも劇場版でもめちゃ活躍する奴!う、うぉぉ、光栄すぐる…!!
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立体起動装置愛用者(プロフ) - ハルさん» そうなんですよ、とりあえずそこまで行かないと純黒のメドが立たないんです(白目)おおお、温かいお言葉ありがとうございます!続編でもどうぞよろしくお願いします!! (2016年8月12日 8時) (
レス) id: 4e1c80c688 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - 立体起動装置愛用者さん» 目標安室さんなんですねw飽きるなんてとんでもないです！これからも楽しく読ませてもらいます (2016年8月12日 7時) (レス) id: 72a9d5b272 (このIDを非表示/違反報告)
立体起動装置愛用者(プロフ) - ハルさん» はい、色んなキャラが出ますよ〜!とりあえず目標は安室さんなんですが、そこまで果たして続くのか。そして読者さんは飽きずにいてくださるのか…。おお、その絡みが好きですか!うーん、でも彼が新一の姿なのは今回以外はロンドンだけですねぇ…。あ、映画があった! (2016年8月11日 8時) (レス) id: 4e1c80c688 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - これから先進んでいくに連れ他の色んなキャラとの交流も増えますよね！あとトーカちゃんと新一のからみ、大好きなのでもっと増えることを願ってます！ (2016年8月11日 8時) (レス) id: 72a9d5b272 (このIDを非表示/違反報告)
立体起動装置愛用者(プロフ) - 紅葉さん» ホント笑えないですよね…コナンはどこまで続くんだろう…早く全カップルがくっついてほしいなー。私の願望は新蘭と平和カップルが其々キスしてるところを見る事です(断言)男の子2人は何気にキス上手そう、早く来ないかな〜。え?書かない?言わせねェよ(超笑顔) (2016年8月10日 22時) (レス) id: 4e1c80c688 (このIDを非表示/違反報告)
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