第１７２話 ページ32
「怖くて怖くて…思わず…」
『あらヤダ根絶丁寧な自白有難うございまーす!』
泣きじゃくる彼に、またまたにっこりと言う私。さてさてこの笑みが今までの笑みと違う事に
一体どれだけの人が気付くかな〜?ムードクラッシャーとのお便りが続出しております、あざっす!!
…いやぁホントに上手な事で。一周回って羨ましいよ、その�牘薺士廊�
分けて欲しいわぁ、私まだ泣き真似無理なんだよ!そっか、哀ちゃんに頼めばいっか!!
なんてひたすら呑気な思考回路をしていると、稲妻の光が強く室内を照らしだし数秒遅れて雷鳴が
轟く。それに混じって、彼とは別の涙声が聞こえてきた。
「すごい…和葉ちゃんの言った通りだ…」
『ッら、蘭姉ちゃん?』
驚いて振り向くと、宝石の如く綺麗で透明な雫をその蒼い瞳から止めどなく零す蘭ちゃんが。
彼女は背後の窓を見て、小さく呟く。
「涙が…涙が止まらないよ…」
――実はこの時その窓の向こうのベランダには、伝説の森の番人・死羅神様がいらっしゃって
私はバッチリその姿を確認したのだが、そんな事はこの際素晴らしくどうでもいい。
あらあらぁ〜 だ ぁ れ だ ?
私のマイスイートエンジェルを泣かせたお馬鹿さんは?え??
許さん許さん許さんぞ、ぜっったいにだ。ヘンドリクセン……お前は俺を怒らせたッ!!
ベル姐に言う間でもなく私がこの手で判決下してやんよ、覚悟しろクソ野郎が
『ふふふふふふ』
再度にっこりと笑みを浮かべる私。顔を凍りつかせて平次君とおっちゃんが見てるとか総無視で!
□
一方刑事は、私や平次君、そして張本人の工藤君の言葉が信じられないらしく彼に聞き返した。
「おい、本当なのか工藤君!?本当に君が新聞記者の河内さんをここに呼び出して刺したというのか?」
「はい…間違いありません」
うっわぁ、ちょっと皆さんボイスレコーダーとカメラしっかりお持ちになって!?
あの名探偵が殺人犯だってよ!これ以上の珍百景はねェぜ!?泰造さんこれ絶対MVPだって!!
…つーかまずこの顔で泣くのが珍しいよね、うん
某珍百景TVのBGMを脳内再生させ、自白した彼の肩を揺すぶって再度確かめる刑事の言葉を聞き流す。1年前目暮警部の紹介で捜査に加わった彼の推理は、本当に素晴らしかった。そんな君が何故だ、と問い詰める刑事に彼は涙ながらに言う。
「買い被りですよ…。僕は神じゃない、人も恨むしミスもするんです。現に1年前の事件だって
何の罪もない日原村長を犯人にしてしまった様ですし…」
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立体起動装置愛用者(プロフ) - ハルさん» そうなんですよ、とりあえずそこまで行かないと純黒のメドが立たないんです(白目)おおお、温かいお言葉ありがとうございます!続編でもどうぞよろしくお願いします!! (2016年8月12日 8時) (
レス) id: 4e1c80c688 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - 立体起動装置愛用者さん» 目標安室さんなんですねw飽きるなんてとんでもないです！これからも楽しく読ませてもらいます (2016年8月12日 7時) (レス) id: 72a9d5b272 (このIDを非表示/違反報告)
立体起動装置愛用者(プロフ) - ハルさん» はい、色んなキャラが出ますよ〜!とりあえず目標は安室さんなんですが、そこまで果たして続くのか。そして読者さんは飽きずにいてくださるのか…。おお、その絡みが好きですか!うーん、でも彼が新一の姿なのは今回以外はロンドンだけですねぇ…。あ、映画があった! (2016年8月11日 8時) (レス) id: 4e1c80c688 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - これから先進んでいくに連れ他の色んなキャラとの交流も増えますよね！あとトーカちゃんと新一のからみ、大好きなのでもっと増えることを願ってます！ (2016年8月11日 8時) (レス) id: 72a9d5b272 (このIDを非表示/違反報告)
立体起動装置愛用者(プロフ) - 紅葉さん» ホント笑えないですよね…コナンはどこまで続くんだろう…早く全カップルがくっついてほしいなー。私の願望は新蘭と平和カップルが其々キスしてるところを見る事です(断言)男の子2人は何気にキス上手そう、早く来ないかな〜。え?書かない?言わせねェよ(超笑顔) (2016年8月10日 22時) (レス) id: 4e1c80c688 (このIDを非表示/違反報告)
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