第１６９話 ページ29
あー思い出した、オカルト話が退屈すぎて終わったらすぐ飲み物買いに行ったんだ…
ちゃんと聞いておけば良かったなぁ――――って、ちょっと待て?
『陸上のフィールド競技でグルグル回る奴?』
「そない言うたら、ハンマー投げか円盤投げやけど…」
昨日の紐のないメダルの事が頭にちらつき、考え出す私と平次君。
すると蘭ちゃんがこう付け足した。
「そうそう、輪投げも得意だって言ってたよ!」
「輪投げ?」
そう言えば大樹君の部屋に輪投げのおもちゃあったなぁ…平次君が百発百中してた奴
確かアレ、輪が9つしかない中途半端なモノだったから不思議には思ってたけど…
「日原村長の息子さんの大樹君が皆に自慢してたらしいねん!」
「お父さんはすごく輪投げが上手で、いつも100点満点とってるって!」
『えっ!?』
「ひゃ、100点満点やとォ!?」
私たち2人は揃って驚愕の声を上げた。恐らく心境は同じ筈。
――そんなのありえない。だってあの輪投げの輪は…!
その時だ
「うああぁぁぁっっ!!」
聞き覚えのある声音の絶叫が響き渡った。全員サッと血の気が引く。
「あ、あの警官の声じゃねぇか!!」
『何かあったんじゃ!』
「くそっ!」
平次君と一緒に走って山道を下りていくと、木にもたれかかる形で気絶している城山警官を発見。
「おーい!」
『おじさん大丈夫!?』
「何や!?どないした!?」
私たちが肩をゆすると彼は目を開き、覚醒しきっていないのか途切れ途切れの口調で言う。
「し、死羅神様が、突然目の前に現れたと思ったら急に気を失って……」
うわぁお、こりゃあ見立て通りの危険な人物だと思う…よね、普通なら
でも待って?確か蘭ちゃんはその死羅神様に助けられたって言ってた
そして彼のいう�犁泙傍い鮗困辰騰瓩箸いΩ斥奸�つー事は、その死羅神様ってもしや……
私が考え込んでいると、おっちゃんが驚愕の声を上げた。
「おっ、おい!拳銃のホルスターの口が開いてるじゃねェか!」
「大丈夫や、拳銃は取られてへん!」
確認した平次君が答え、おっちゃんは安堵のため息を漏らす。も、束の間、すぐ訝しんだ。
「しかし何で拳銃を…?弾だけ買って拳銃は手に入れてなかったってか?」
「そいつはまだ分からんけど…事件の方は大体分かったで!なぁ姉ちゃん」
話しかけられたので私も悪戯っぽく笑う。
『うんっ、バッチリね』
「は?」
更に?マークを浮かべるおっちゃんに、彼はこう言った。
「さっきの小屋は後回しや!日原村長の家に皆集めて謎解きしよか?」
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立体起動装置愛用者(プロフ) - ハルさん» そうなんですよ、とりあえずそこまで行かないと純黒のメドが立たないんです(白目)おおお、温かいお言葉ありがとうございます!続編でもどうぞよろしくお願いします!! (2016年8月12日 8時) (
レス) id: 4e1c80c688 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - 立体起動装置愛用者さん» 目標安室さんなんですねw飽きるなんてとんでもないです！これからも楽しく読ませてもらいます (2016年8月12日 7時) (レス) id: 72a9d5b272 (このIDを非表示/違反報告)
立体起動装置愛用者(プロフ) - ハルさん» はい、色んなキャラが出ますよ〜!とりあえず目標は安室さんなんですが、そこまで果たして続くのか。そして読者さんは飽きずにいてくださるのか…。おお、その絡みが好きですか!うーん、でも彼が新一の姿なのは今回以外はロンドンだけですねぇ…。あ、映画があった! (2016年8月11日 8時) (レス) id: 4e1c80c688 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - これから先進んでいくに連れ他の色んなキャラとの交流も増えますよね！あとトーカちゃんと新一のからみ、大好きなのでもっと増えることを願ってます！ (2016年8月11日 8時) (レス) id: 72a9d5b272 (このIDを非表示/違反報告)
立体起動装置愛用者(プロフ) - 紅葉さん» ホント笑えないですよね…コナンはどこまで続くんだろう…早く全カップルがくっついてほしいなー。私の願望は新蘭と平和カップルが其々キスしてるところを見る事です(断言)男の子2人は何気にキス上手そう、早く来ないかな〜。え?書かない?言わせねェよ(超笑顔) (2016年8月10日 22時) (レス) id: 4e1c80c688 (このIDを非表示/違反報告)
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