第１６６話 ページ26
思わず足元を見てため息をつき、呟く。
『うわー、ホントにバラバラに砕けてんなこのかが…み―――』
だがしかし。
私の声は次第にとぎれとぎれ、尻窄みになった。対照的に目は段々と見開いていく。
『え…?』
――一瞬、ほんの一瞬だが、何かが�犖�えた�甬い�したのだ。
まるで右も左も黒で塗りつぶされた世界に、一筋の光が差し込んだみたいに。
その�犖��瓩寮蟻里亙�からない。分からないが、とても重要なのは間違いないと直感が言う。
そして私は、ソレを掴みかけている気がした。いや恐らくそうなのだろう。
あと少しで正体が分かる所まで、来ている。あとはピースを揃えるだけ…
…一体何なんだ、それ?めっっちゃもどかしいんだけど!?
やめようぜどこぞの誰かさん、引き延ばすの。私こういうのダメだわよくこの弱点見抜いたな!?
褒めて遣わす、だからやめい!!
『…チッ』
軽く舌打ちをした後、絶対突き止めてやる、と腕組みをして考え直す。
その間に平次君たちは何やら話をし始めた。さっきの様についていけなくなると困るので、ぼんやりとそちらにも意識を向ける。
どうやら平次君が、今朝の殺人未遂は工藤君に濡れ衣を着せた犯人がいる筈だが、雨でぬかるんでいた村長宅の周りにその足跡がないのは何故だ、と推理をし始めたらしい。犯人は2人を待ち伏せしていた筈だ、しかしそうなら村長宅には絶対にどこかの土の上を歩かなきゃ入れない、と。
警察と救急車が来る前に家の中を調べたが誰もいなかった、という彼の言葉に和葉ちゃんが
あの時のそれらは一体誰が呼んだのかと疑問を持つ。それを城山警官に聞くと、彼は頷いて言った。
「どちらも同じく…ひどいカゼ声の若い男だったと」
『え!?それってもしかして、新一兄ちゃんじゃないの!?』
さりげなく聞き流そうとしていた私は我に返ってそう聞く。すると彼はこう続けた。
「そう言えば河内さんの旅館に電話してきたのも若い男で、そちらは名乗っていたと旅館の主人が
言っていました。�犢�藤新一です!そちらに泊まっている河内さんに取り継いで頂けませんか?��
と…」
「「『えぇ!?』」」
その言葉に私も含めた全員が、驚愕の声を上げる。
…え、え、え??
じゃあ工藤君が警察と救急車呼びだして、河内さんも呼んだって事!?アイツもしや何か考えてんの?
もしそうなら、私のあの考えは外れる事になるけど……でもだとしたら蘭ちゃんのあの態度は!?
再び私は自分の考えに浸る。その間にも会話は進行していった。
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立体起動装置愛用者(プロフ) - ハルさん» そうなんですよ、とりあえずそこまで行かないと純黒のメドが立たないんです(白目)おおお、温かいお言葉ありがとうございます!続編でもどうぞよろしくお願いします!! (2016年8月12日 8時) (
レス) id: 4e1c80c688 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - 立体起動装置愛用者さん» 目標安室さんなんですねw飽きるなんてとんでもないです！これからも楽しく読ませてもらいます (2016年8月12日 7時) (レス) id: 72a9d5b272 (このIDを非表示/違反報告)
立体起動装置愛用者(プロフ) - ハルさん» はい、色んなキャラが出ますよ〜!とりあえず目標は安室さんなんですが、そこまで果たして続くのか。そして読者さんは飽きずにいてくださるのか…。おお、その絡みが好きですか!うーん、でも彼が新一の姿なのは今回以外はロンドンだけですねぇ…。あ、映画があった! (2016年8月11日 8時) (レス) id: 4e1c80c688 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - これから先進んでいくに連れ他の色んなキャラとの交流も増えますよね！あとトーカちゃんと新一のからみ、大好きなのでもっと増えることを願ってます！ (2016年8月11日 8時) (レス) id: 72a9d5b272 (このIDを非表示/違反報告)
立体起動装置愛用者(プロフ) - 紅葉さん» ホント笑えないですよね…コナンはどこまで続くんだろう…早く全カップルがくっついてほしいなー。私の願望は新蘭と平和カップルが其々キスしてるところを見る事です(断言)男の子2人は何気にキス上手そう、早く来ないかな〜。え?書かない?言わせねェよ(超笑顔) (2016年8月10日 22時) (レス) id: 4e1c80c688 (このIDを非表示/違反報告)
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