第１５９話 ページ19
うっわ早速死神降臨ですか、仕事が速いことでお疲れ様です!!
いやでも朝っぱらからなんて光景を乙女に見せてくれちゃってるんですかね!?
呑気な台詞を内心で吐く事で、必死で落ち着きを保とうとする私。
じゃなかったら私の意識がどっかに行ってしまう。そんな根拠のない確信が私の脳内を占めていた。
……いやでも待てよ?この様子だと、平次君が来た時には既に状況は完成してたんだよね?
あ、何か凶器と思われるナイフも転がってるわ。ここで殺られたのは確実か
んで、ここにいたのは河内さんと工藤君だけ―――って
『ッ!!?』
その事実に気が付いた時、ようやく停止していた思考回路が動き出した。
這い上がる恐怖をかみ下して震える体を叱咤し、私は無理やり口をこじ開ける。
『ッ平次君…っ、これ、って…�牋磴Ν瓩茲�!?』
「当たり前やろ!工藤が殺しなんかする訳あらへん!!こいつは罠や!誰かが工藤の仕業に見せかけた
んや、この村にはコイツの事恨んどる奴がぎょーさんいるみたいやしなァ!」
私の問いに平次君は力強く頷いてくれる。その様子と返答に安心したのも束の間、続いて彼は
こう言った。
「兎に角姉ちゃん、このオバサンまだ息あるみたいなんや!救急車と警s――はダメや、兎に角
救急車呼んでくれへんか?」
『分かった!』
私が踵を返して屋敷の固定電話を探す為に部屋を出て走ると、蘭ちゃんたちと廊下ですれ違った。
私を引き留めようとする彼らに、あの光景は見せない方が…! と一瞬思ったが人命救助が第一なので兎に角階段を駆け下りる。その刹那、あの部屋を見て仰天する彼らの声音と、工藤君の無実を主張し彼を隠せと怒鳴る平次君の声が聞こえた。
――何が一体どうなってるんだ!?もう次から次へと面倒事しかネェなホントに!!
神経が擦り切れそうだわ!
そう悪態を付きたくなった瞬間、どこからか聞こえてきたサイレンの音に足を止める。
『えっ!?救急車…と、パトカー?』
は?まだ私電話かけるどころか辿りついてすらいないけど!?
ちょっと待って誰が呼びやがった、ここ圏外だよね!?
理解できない状況に、私はまた思考回路が停止していくのを禁じ得なかった。
□□□□
そして現在私たちは地元の刑事に事情聴取されており、血まみれの工藤君をおっちゃんのレンタカーに隠しに裏口から出て行った平次君の事を、彼に言われた通り何とか隠し通そうと奮闘していた。
「ここへ来た時、本当に被害者以外誰もいなかったんでしょうな?」
「あ、ああ…。なぁ?」
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立体起動装置愛用者(プロフ) - ハルさん» そうなんですよ、とりあえずそこまで行かないと純黒のメドが立たないんです(白目)おおお、温かいお言葉ありがとうございます!続編でもどうぞよろしくお願いします!! (2016年8月12日 8時) (
レス) id: 4e1c80c688 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - 立体起動装置愛用者さん» 目標安室さんなんですねw飽きるなんてとんでもないです！これからも楽しく読ませてもらいます (2016年8月12日 7時) (レス) id: 72a9d5b272 (このIDを非表示/違反報告)
立体起動装置愛用者(プロフ) - ハルさん» はい、色んなキャラが出ますよ〜!とりあえず目標は安室さんなんですが、そこまで果たして続くのか。そして読者さんは飽きずにいてくださるのか…。おお、その絡みが好きですか!うーん、でも彼が新一の姿なのは今回以外はロンドンだけですねぇ…。あ、映画があった! (2016年8月11日 8時) (レス) id: 4e1c80c688 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - これから先進んでいくに連れ他の色んなキャラとの交流も増えますよね！あとトーカちゃんと新一のからみ、大好きなのでもっと増えることを願ってます！ (2016年8月11日 8時) (レス) id: 72a9d5b272 (このIDを非表示/違反報告)
立体起動装置愛用者(プロフ) - 紅葉さん» ホント笑えないですよね…コナンはどこまで続くんだろう…早く全カップルがくっついてほしいなー。私の願望は新蘭と平和カップルが其々キスしてるところを見る事です(断言)男の子2人は何気にキス上手そう、早く来ないかな〜。え?書かない?言わせねェよ(超笑顔) (2016年8月10日 22時) (レス) id: 4e1c80c688 (このIDを非表示/違反報告)
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