終わりと始まり�� ページ5
「それにずっと傍にいてくれたの、凄く嬉しかったのよ。新一はさっき謝ったけど…私だってずっと黙ってたんだもの、お相子ね」
「蘭…」
…何で、この子はこんなに強いんだろう
普通はこんなに朗らかに笑うなんてできる筈ないのに、人を気遣う余裕なんてない筈なのに
――いや、これがこの子の、毛利蘭という人間の素なのだ。エンジェルと称される、その中身なのだ
彼女の内面の強かさは紙面上でも、一緒に暮らしてからでも嫌という程身に染みていたけれど。改めてその器の広さと包み込む様な優しさを突き付けられた私は、ただただ尊敬の念を抱いて目の前の少女を見つめた。
「お相子って…ったく、本当オメーには敵わねェよ」
ちなみに当のコナン君はといえば、蘭ちゃんの言葉に一拍置いて顔を紅潮させていた。彼女の言葉が余程嬉しかったのだろう。モチのロンたまらなく可愛かったので問答無用で写メっておいたぜ!ウブな新ちゃん最高っすわ!!
そんな新蘭補給に、私が内心涎を滴らせて狂喜乱舞していた最中の事。
「ッ蘭さん…」
微かに震えた、しかしはっきりとした静かな声音が隣から発せられた。
「? どうしたの、哀ちゃん」
「――ごめんなさいッッ!!」
蘭ちゃんが首を傾げた途端、発生源である哀ちゃんは――勢いよく頭を下げた。普段の冷静な彼女からは考えられない行為に目を見張って慌ててやめさせようとする蘭ちゃんに首を振り、哀ちゃんは一気にこう告げる。
「工藤君達がこんな目に遭ったのは、貴方に辛い思いをさせたのは、全て私のせいなの!!」
「えっ!?ま、待って哀ちゃん!ど、どういう事…?」
突然の告白に蘭ちゃんは狼狽える。一方哀ちゃんは、握りしめた拳を微かに震わせて唇を噛んだ。
―――真実を告げる際、蘭ちゃんに謝罪したいというのは彼女たっての願いだった。
前述の通り私達2人は哀ちゃんに責任を求めるなど欠片も考えてなかった訳だが、彼女の捉え方は違うらしい。曰く、きちんと蘭ちゃんに向き合いたいのだと。�牘震燭�ら逃げない�畩紊任發修譴和臉擇併�なのだと。
そう言って譲らない哀ちゃんに、最終的には私達が折れた。ならば任せよう、ただ静かに見守ろうと了承したのだ…
「私は…工藤君や赤葦さんを幼児化させた薬の、開発者なの――」
そして哀ちゃんは一気に語った。自分が元黒の組織の科学者でAPTX4869を開発した事も、幼児化した事も、抗体ができ過ぎた上にデータの紛失によって彼のこれ以上の解毒剤服用は困難を極める事も。
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ふんにゃあぁ - 本っとうに続きが早く読みたいです！更新待ってます! (2018年6月13日 22時) (
レス) id: 2f8ccb0650 (このIDを非表示/違反報告)
カノン - 早く続きが見たいです (2017年3月27日 20時) (レス) id: bbf6c28e51 (このIDを非表示/違反報告)
medaemon - 更新待ってます！ (2017年3月8日 16時) (レス) id: ca66a711e7 (このIDを非表示/違反報告)
色ハ匂ヘド散リヌルヲ - 早く続き読みたいです!!とっても面白いので更新が待ち遠しいです!! (2017年2月18日 18時) (レス) id: 8f6e956251 (このIDを非表示/違反報告)
レナ - 待ってました!!更新!!3人ともむっちゃ美形なんですね(^^;3人は本名で名乗るんでしょうか?色々楽しみなので続き楽しみにしてますね（笑）毎回すみません(T_T)頑張ってください!! (2017年2月6日 19時) (レス) id: 3c733bbdad (このIDを非表示/違反報告)
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