4時間目 ページ13
「「「な…っ!!」」」
教室中が衝撃に貫かれた。生徒達は驚愕に言葉を失い、瞠目して眼前の男を見やる。表情を変えぬその態度から、今の発言がアメリカンジョークでない事は明白だった。
「ひ、1人で国家破滅って…」
「俺らと同い年で何なんだよ、そのチート設定は…」
「ほぼバケモンじゃん…!!」
＿＿見るからにタダ者ではないこのFBIの男をもってして�犁�格外�瓩噺世錣靴瓩詢藁未鮖�つ転校生
明らかなその異常さに、生徒達の背中を悪寒と冷や汗が駆け抜けていく。彼らの大半がまだ見ぬ転校生に漠然とした恐怖を感じたその時、飄々とした声音が場の沈黙を裂いた。
「ねー、赤井サン」
1番後ろの席の赤髪の少年・赤羽業である。流石はE組ながら学年で指折りの優秀な頭脳を持ち、また担任に初めてダメージを与えた人物＿＿自分にかなりの自信があるのだろう、肝の据わり様が違った。彼はいつも通りに掴み所のない笑みを浮かべて赤井に尋ねる。
「FBIのアンタにすらそんな台詞言わせるソイツらって、一体何者?」
まさかのアンタ呼ばわりと話の核心を突いた問いに、生徒の間で緊張が走る。彼らの戦々恐々とした視線を受けた赤井は、1つ息を吐いた。そして再び生徒達を見据えて語りだす。
「…我々の業界では、彼らの事を畏怖と敬意をこめてこう呼んでいる」
ヘーゼルグリーンが鈍く煌めいた。
「Metis's Children___メーティスの申し子達、と」
「メーティスの、」
「申し子達?」
聞きなれぬ単語に生徒達はきょとりと目を瞬かせた。いまいちピンとこず、クエスチョンマークが脳裏を飛び交う。
そんな彼らとは対照的にその胸中に激震を走らせたのは、教室の後方にて黙って赤井の話を聞いていた教師陣だった。
「何ですって…!?あの子達が来るというの!?」
「…!!」
「ニュ…」
オーバーリアクションが常である生粋の外人のイリーナが、驚愕のあまり上ずった声音を出すのはまだ良い。問題は堅物とまで評される鋼のメンタルを持った烏間と、いつもは赤羽以上に大胆不敵な担任が、珍しく狼狽を表した事だ。烏間は声こそ漏らさなかったものの大きく目を見張り、超生物は身じろぎと共にその球体の頭部に汗を滲ませている。
平常では滅多に見られぬ態度を怪訝に思い、近場にいた原寿美鈴が声をかけた。
「え…知ってるの?メーティスの申し子って名前」
「えぇ、裏社会では有名よ」
答えたのはイリーナだ。その口調はいつになく重々しく、声音は意味ありげな緊迫を含んでいる。
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ふんにゃあぁ - 本っとうに続きが早く読みたいです！更新待ってます! (2018年6月13日 22時) (
レス) id: 2f8ccb0650 (このIDを非表示/違反報告)
カノン - 早く続きが見たいです (2017年3月27日 20時) (レス) id: bbf6c28e51 (このIDを非表示/違反報告)
medaemon - 更新待ってます！ (2017年3月8日 16時) (レス) id: ca66a711e7 (このIDを非表示/違反報告)
色ハ匂ヘド散リヌルヲ - 早く続き読みたいです!!とっても面白いので更新が待ち遠しいです!! (2017年2月18日 18時) (レス) id: 8f6e956251 (このIDを非表示/違反報告)
レナ - 待ってました!!更新!!3人ともむっちゃ美形なんですね(^^;3人は本名で名乗るんでしょうか?色々楽しみなので続き楽しみにしてますね（笑）毎回すみません(T_T)頑張ってください!! (2017年2月6日 19時) (レス) id: 3c733bbdad (このIDを非表示/違反報告)
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