なにわの特効薬

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藤原side





藤原「ちょ、ちょっと！大橋？」


室「どうした？」


藤原「体調悪そうやったし声かけたら倒れてきた」


室「まじ？体調悪かったん？」


藤原「めちゃくちゃ体熱い」





俺の方に凭れるように倒れてきた大橋。


支えてるけど体が尋常じゃないくらい熱い。





西畑「どっかに寝かせた方がええんちゃいます？」


室「せやな、丈そのまま運べる？」


藤原「いける」


大西「流星体温計借りてくる！」


正門「冷えピタも貰ってきますね」


藤原「大橋？立つで？」


大橋「ん、」





たぶん座ってるのもしんどいやろうから隣の控え室に大橋を寝かせることに。


寝かせてからは目を閉じて腕を顔の上にもっていくもんやからしんどいってことがわかるわ。


マスク外したら顔真っ赤やし。


あまり大人数なのも嫌やろうから、今この部屋にいるのは俺と大吾だけで他の人らにはそのまま打ち合わせを進めてもらうことにした。





大西「はい、体温計」


正門「冷えピタも置いときますね」


藤原「お、ありがとう」





自分で計りそうにないから体温計を大橋の脇に挟んで力の入ってない腕を抑える。


しばらくして鳴った体温計には38.8と表示されていた。





西畑「何度でした？」


藤原「38.8」


西畑「え、ちょっと龍太くん呼んできます」





あまりにも熱が高すぎるから大吾が龍太くんを呼びに行ってくれることに。





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