なにわの特効薬

西村《体調不良》 ページ15

西村side





昨日の夜から若干だるいなと思っていたものが、今日の朝には本格的なものになっていた。


今日は関ジュ全体でのレッスン。
休むわけにはいかん。


食欲はなかったけど、お母さんが用意してくれた朝食を少し食べ薬を流し込んだ。





西村「いってきます」





薬を飲んだからってすぐにラクになるわけではなく、いつもより時間はかかったがなんとかレッスン場に着いた。





西村「おはようございます」


風雅「たく、ママから聞いたで」


西村「え？」


風雅「体調悪いんやろ？大吾くんたちに言っとく？」


西村「んーん、言わんとって」


風雅「わかった。そのかわり何かあったら絶対すぐ言ってな？」


西村「ん、」





俺が誰にも言わへんと思ったのか、どうやらお母さんが風雅に連絡してくれてたみたい。




前半はあまり体を動かす感じではなく、打ち合わせっぽい感じで話し合いながらゆるめにやってたから、俺の体が悲鳴をあげることなく休憩に入った。





風雅「たく大丈夫？」


西村「うん、あんま動いてへんかったから」


風雅「そっか」





風雅と話していると休憩が終わった。
後半はわりとガッツリ踊るらしい。

大丈夫か…オレ。





風雅「絶対無理すんなよ」


西村「ん」





.

・→←・

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す