あなたに興味なんて…ない、 (ページ41)

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こうして私達の5年間は終わった。

次の出勤日にヨナに話をすると、私が目を覚ます前にソンベに聞かさせれていたと言われた。
ヨナはあまりにももったいないと言ってきたが、私は全くソンベの想いを拒否する気はなかった。

それからも結局は休みが合えば一緒に出かけたりもしているし、勤務がかぶれば終業後にご飯を食べに行ったりもしている。

私達はそれだけでいいのだと。

『ってなわけだから、距離が近いって感じるのは当然かな。』

そう言うと、ジミンは少しむくれた顔をしながら頷いた。

『そんなに気に入らないの？』

ふくれっ面がいつまでも変わらないのでそう聞くと、ジミンはまた外を向いてしまった。

「別に、」

声は変わらず不機嫌だったけど、窓に少し写り混んだ表情はどこか笑顔に見えたのは気のせいだろうか。

『じゃあ、私は仕事に戻るからまた何かあったら呼んでね。』

「うん。」

表情はわからなかったけど、声からはさっきまでの不機嫌さは消えていた。

安心してドアを開けると、目の前にソンベが立っていた。

『っ！！！』

思わず叫びそうになったけど、ソンベに口を塞がれそのまま外に引っぱりだされた。

『プハッ！ソンベ、急にどうしたんですか？！』

あまりにも動揺したせいで声が少し大きくなってしまい、ソンベが口元に人差し指を立てた。

「急にどうしたも何も、Aが昔の話始めたときから部屋の前にいたわ。入るに入れなかったんだよ。」

少し呆れた表情でそう言ったソンベだったが、次の瞬間にはどこか怒りのような、軽蔑や嫌悪とも取れるような表情に変わっていた。

「んで、再編したリハビリの日程下から送られたから、届けたかっただけだったんだ。とりあえず概ね1週間の予定。」

でも、それも一瞬で気付いたときにはもういつもの笑顔に変わっていた。

『あっ、ありがとう。』

「んじゃ、俺外来行かなきゃならないから行くわ。じゃあな。」

そう言って、ソンベはなぜか私の頭を軽く撫でたあとそのまま何も言わずに去っていった。