あなたに興味なんて…ない、 (ページ27)

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点滴を打って、すぐにスツールから立ち上がると、勢い良く手を引かれて、その反動でベッドに手をついてしまった。

『ちょっと、動かしちゃダメだよ！それに、今はうまく避けたからいいけど、もしも怪我してるとこに手着いてたらどうするつもりだったの？！』

自分が焦ってしまい、大きな声になってしまった。

それでも、ジミンは何食わぬ顔をして、

「1日一緒にいてくれるって約束でしょ？どこ行くの。」

と、頬を膨らませ、拗ね気味に言った。

『そういう意味で言ったんじゃないよ。ただ、今日は帰る日だったから、そこを帰らないで1日病院にいてあげるって意味で言ったの。』

そう言うと、ジミンは更に頬を膨らませ、仕舞いにはそっぽを向いてしまった。

ホント子供なんだから…。

『とりあえず、その事を師長に連絡しなきゃいけないし、リハビリの日程変更もしなきゃいけないし、献立の変更もしなきゃいけないから。その調整が終わったら、すぐに戻ってくるから、少し待ってて？』

体勢を立て直し、掴まれていない、右手でジミンの頭をクシャクシャと撫でる。

「わかった……。」

弱々しい声でそう言って、ジミンはまた眠りついた。