あなたに興味なんて…ない、 (ページ16)

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16~JM~ ページ16

「じゃあ、次はもう少し元気になってからゆっくり来るか。」

と、帰る方向に場をまとめてくれるナムジュ二ヒョン。

「それがいいな。」

ユンギヒョンもそう言って立ち上がる。

「えー、もう帰るんですか？もう少しいたいです。」

と、この空気を気にすることなくそう言うテヒョナ。

そう言ってくれるのは嬉しかったけど、これ以上一緒にいると、ただ嫉妬心が増すだけで、余計に空気を悪くしてしまうだけのような感じがした。

『ごめんな、4日もベッドに寝てるだけだと、体力もほとんどなくなって、』

帰ってくれ、とは言わないけれど、休ませてほしい。そんなニュアンスを込めて言う。

「そっか、わかった！じゃあ、来週以降、オフできたらまた来るな！」

そう言ってテヒョナも立ち上がったのと同時だった。

ドアがノックされる音がして、Aが姿を現した。

皆が立ち上がっているのを見て、Aは少し驚いた顔をして、俺の方を見た。
俺の表情を見て、なんとなく状況を察したのか、

「もう、お帰りになられますか？」

そう尋ねながら、部屋に入ってきて、スツールを片付け始めた。

「はい。」

Aの問いにジニヒョンが答えると、Aは俺の近くでスツールを片付ける手を止めた。

「では、お送りしますね。お迎えの方はそのまま地下で待機していらっしゃるようなので、」

Aの言葉に皆が頷く。

「じゃあ、ジミナまたな。」

「ヒョン、ちゃんと休んでくださいね！」

そう口々にいいながら、皆が部屋を出ていく、最後に出ようとしたAが振り返って、

「昼食の用意ができてるので、戻ったら食べましょう。あっ、それかお休みになられますか？」

俺の雰囲気を感じ取ったのか、あっ、と付け加えたA。

休みたい気持ちでもあったけれど、よく考えれば、お腹も空いている。
ご飯でも食べて気分をリフレッシュするのもいいかもしれないな。

『いや、食べます。』

「わかりました。では、戻ってくる際に昼食お持ちしますね。」

そう言って、一礼をし、Aは部屋を出て扉を閉めた。

『はぁー』

ずっと筋力を低下させないように、あまり補助具に頼って座らないようにしていたけれど、ため息と共に力も抜けて、補助具に体を預け、背中に置かれた枕に体を沈めた。