あなたに興味なんて…ない、 (ページ33)

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ソンベとナースステーションまで行って、ヨナと少し喋ってから部屋に戻ると、ジミンがリクライニングを上げ、窓の外を眺めていた。

その横顔はどこか不機嫌そうだった。

『外行きたい？』

ジミンが外を眺めているときはだいたい外に行きたいか、なにか嫌なことがあったときだ。
だから、そう尋ねたのにジミンはうんともすんとも言わない。

『ジミナ？』

ベッドのそばまでよって行くと、ジミンが急に振り返ってきて、そのまま私の腰に腕をまわし、身体を引き寄せた。

あまりの力の強さに反射的にジミンの肩にしがみついてしまった。

『ちょっ、ジミナっ！』

そう声を上げ、ジミンの表情を伺おうと顔を上げると、ジミンは怒りとも悲しみとも言える表情を浮かべていた。

『っ……。』

その表情に私は完全に言葉を失ってしまった。

「ヌナは、」

すると、ジミンが口を開き、小さな声で喋り始めた。

「ミンス先生と付き合ってるの？」

『へっ？』

突然の質問に素っ頓狂な声を出してしまった。

「だって、普通の距離感じゃなかったじゃん。」

『えっ？』

口をとがらせながら、ジミンは言った。

『うん。まぁ、』

喉まで言葉が出てきたところで、これをジミンに言う必要があるのかわからなくなって、口を閉じた。

「付き合ってるんだ。」

しかし、ジミンは私のうん。という言葉を肯定であると受け取ってしまったようで、そのまま誤解されるのも面倒なので、話すことにした。

『まあ、付き合ってたことはあるよ。ちょっと前までだけど、もう別れて3年経つのかな。』

そう、私とソンベは大学時代からずっと一緒で、大学の3年間と、この病院に勤めてからの2年間交際していた。