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2年生は一番何もない年のようで、いろいろある年。
だから、先生たちも皆。
「大学受験をするやつらは、2年生が勝負だからな。」
口を揃えてそういう。
私は兄みたいに、なにか特別得意なことがあるわけでもないから、推薦にしない限り、一般で受験をしなければならない。
JN「Aは大学どうするの？」
2年生が始まって早2週間。
昼休み、いつもの4人で食堂でお昼を食べながらそんな話をジェニが持ちかけてきた。
『まだ決めてない……。』
JN「Aも看護だよね？」
『うん、そうだよ！』
私もジェニも看護大学を目指している。
でも、ジェニの方が私より頭がいいから同じ目標でも話が違うけど。
『リサはもう推薦もらってるもんね。』
LS「うん。先輩と同じとこからね」
リサとセフンは既に兄と同じ大学から推薦をもらっている。
YR「そんなに焦る必要ないよ。まだ時間はあるし、ゆっくり考えたらいいんじゃない？」
『ユラ〜』
さすがは5人兄弟の長女。
普段はフワフワした性格だけど、こういうときに頼りになる。
YR「よしよし、泣かないの〜」
そう言って優しく頭をなでてくれる、ユラ。
『ユラ、大好きっ！』
YR「フフフッ」
この時も既に少しは焦りがあった。
このクラスは、進学クラスなだけあってみんな頭がいい。
まあ、1年生のとき、学年10位代で生きてきたから、学力に関してはそこまで心配はしていなかったけど、
目標が決まっているのと、決まっていないのとでは、少なからずとも、今後の成績に影響してくるはず。
そう思うと、この先が憂鬱で仕方がなかった。
でも、これがなかったらあんな出来事はなかったと思う。
だから、今となると、この悩みもいいことだったんじゃないかなっても思う。
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作者名：ミルキー | 作成日時：2018年4月7日 12時
