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ふらつく足で、なんとか校舎にもどる。
『ﾋｭ、ﾋｭー、ゲホッゲホ』
喉が鳴るだけではなく、咳まで出てきた。
これは治るのか？
なんとなく予想はしていた。
でも、ここまでひどくなるとは……。
『ゲホゲホッ、ﾋｭｯﾋｭーゲホッ』
LS「あっ、Aお疲れ様〜」
中に行くと、リサが給水機の前にいた。
"リサもお疲れ様"
その一言を言いたかったけど、
『リサも、ﾋｭｯﾋｭｰ、ゲホゲホッ』
出てきたのは声ではなく咳。
いよいよ酸欠にもなってきて、立ってられなくなって、
その場に膝をつく。
LS「えっ！？A大丈夫？！」
焦って駆け寄って来てくれたリサ、
でも、何も答えることはできなくて、
保健室に行こうにも、足はもう震えて力が入らなくて立ち上がれない。
LS「先生呼んでくるから、ちょっと待ってて！」
そう言って、外に行ってしまうリサ、
保健の先生を呼んでくれればいいのに、
と思ったけど、そうやって心配して動いてくれたんだと思うと、もうそれでよかった。
『ゲホゲホッ、ゲホゲホゲホッ』
立ち上がれないまま咳込んでいると、
階段から誰かが降りてくる足音がした。
『ﾋｭｰﾋｭｰ、ゲホゲホッ』
「Aちゃん？！」
こんなにも聞きなれた声。顔を上げなくともわかる。
『せんせっ、ゲホゲホッ、ﾋｭｰﾋｭｰ』
JM「大丈夫？Aちゃんも喘息持ち？」
そう言いながら、背中を撫でてくれる先生。
言葉で答えるのは難しくて、首を横に振る。
兄程ではないし、喘息ではないと医者にも言われてるけど、
でも、気管は弱いと昔から言われていた。
JM「ってか、待って、熱ある？！」
私の額に手を当てて、声を上げる先生。
いつもなら温かく感じる先生の手も、この時は冷たく感じた。
JM「保健室行こっ。」
そう言って手を差し出してくれた先生。
その手を取ることはできても、力が入らなくて立ち上がれない。
『ﾋｭｯﾋｭｰ、ゲホゲホゲホッ、』
その間も咳は止まらない。
JM「ダメか、」
そう言って私の横にしゃがみ直す先生。
そして、気が付けば私の体は地面から離れていて、
先生にお姫様抱っこをされている状態だった。
『っ!!ゲホッ、ゲホゲホッ』
JM「ちょっ、大丈夫？！」
驚きのあまり、咳がひどくなって、先生が慌てる。
LS.CY「A！」
チャニョル先生を連れてリサが、息をきらして戻ってきた。
JM「あっ、保健室連れてきますね。」
そして、先生は私を抱えたまま保健室に向かった。
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ミルキー(プロフ) - ドリーさん» ドリーさん、こんばんは！読んでいただきありがとうございます！はいっ！ありがとうございます！頑張ります！！ (2018年3月26日 20時) (
レス) id: e8cacd8b90 (このIDを非表示/違反報告)
ドリー(プロフ) - こんばんは&初めまして！受験の方頑張って下さい！又無理のないような更新を続けて下さい！ (2018年3月26日 19時) (レス) id: 5e3261a1cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミルキー | 作成日時：2018年1月19日 14時
