すとーんずのおんなのこ (ページ24)

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「一応だから！一応待ってて！」

安井「ゆっくりでいいよ？(笑)」

安井くんを部屋に上げる前に先に部屋に入って猛スピードで変なものがないかの確認をする。

洗濯物はしまったし、床に物も落ちてないよね。机の上も片付いてるし。

よし、これで大丈夫なはずだ。

安井くんを部屋に呼ぼう。

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「どうぞ……？」

安井「おじゃまします……？」

安井くんはおそるおそる部屋に入ってきた。なんかちょっと変な気分になるな、事務所の人がわたしの部屋にいるの。

わたしの部屋に来るのなんて京本くんくらいだしね。

安井「思ってたのと違うけどシンプルで落ち着くー。」

「どんな家だと思ったの？」

安井「んー？なんかもっとさ、色があるのかと思った。いろんなのの。」

「わたし以外とモノトーンが好きなのかも。」

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安井くんがシャワーを浴びてるうちにこのあいだの公演の反省でもしようと思って、スタッフさんにもらったブルーレイを再生する。

あ、この曲のここの部分の振りがなんかきれいじゃない。

もっと背筋伸ばしてしなやかに動かさないと。

安井「出たー！、、Aー？」

「安井くんも見るー？このあいだの公演映像。」

安井「おー、見る見る。」

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映像を見ながら話し合ううちにいつのまにか２人で夢の中へと引き込まれていった。