私にも言って。【我妻善逸】

第10話 ページ12

Aside＿＿＿




土の方から変な匂いがする…


なら、この型で土ごと…



炭治郎「水の呼吸！！壱ノ型！水車！！」
A「華の呼吸…参ノ型！華風の逆鱗！！」


ど…同時だった。


華の呼吸と水の呼吸が合わさって威力が増した。


だから首を斬れた。


…この刀…蜜璃さんから貰った刀で斬ると、何も残らず消えて行ってしまうんだ…


炭治郎「…次生まれてくる時は鬼になんてなりませんように…」


A「…私、望月A。貴方の名前は？」


炭治郎「俺は竈門炭治郎だ。」


A「…炭治郎は、鬼の事を哀れむの？人を沢山殺して来んだよ。」


不思議に思った。


何で鬼なんかを哀れむのか。


炭治郎「俺は鬼が何も罪のない人間を殺して来た事を絶対に許さない。だけど…鬼も俺たちと同じ
　 人間だったのだから…だから、次生まれてくる時は鬼になんてならないでほしいって
　 そう思う。」


A「…そうだね。炭治郎は凄いなぁ。」


炭治郎「そんな事ないぞ。Aの技は本当に凄かった！」


A「ﾌﾌ…ありがとう。じゃあ…お互い頑張ろうね。」


炭治郎「ああ。」


私なんかより炭治郎の方がよっぽど凄いと思う。


例え鬼だとしても心を持って接する事が出来る。


誰にでも出来ることではない。


日の出まであと少し…


頑張らなくちゃ。

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