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＜ザザーン………ザザーン………＞
「うーみーはーひろいーなーおおきーなー……
クシュッ！………やっぱり冬の海は寒いなぁ……」
潮風が肌を冷たく包み、着ていたロングスカートがバサバサと音を立てる。
ここは前に、嶺二に連れられてきた海。
徒歩で来ることができる距離だったのは最近知った。
「水はもっと冷たいんだろうな………」
靴をその場に脱ぎ捨て、波打ち際に近づく。
「寒っ………やっぱり冷たいか…………」
そして少しずつ、海の中に入っていく。
考え抜いた結果私は、プランクトンのごちそうになることを選んだ。
「楽しかったな………」
風が強いからか波が荒い。大きな水の塊が、私を濡らす。
「たくさん曲、作ったなあ………」
どんどん深くなっていく。水はもう、肩まできてる。
「藍ちゃん………今頃他の人の曲を歌ってるのかな………」
嶺二「いたっ！なにやってるのAちゃん！？」
聞き覚えのある声に振り向くと、嶺二がいた。
嶺二「早くこっちにおいで！良い子だから！！」
その言葉を軽くスルーし、水平線に向かって一歩踏み出す。
＜ボチャッ……＞
海は急に深くなる。皆は気を付けてね。
足が地面に付かない。全身水の中で呼吸ができない。ちなみに言うと、私は泳げない。
このまま深いところに落ちていこう………
嶺二「あぁあぁあああっ！？」
＜バチャバチャバチャ！！……ザパァッ！！＞
「プハッ！？ゲホッゲホッ！！」
嶺二「ちょ、ちょっとAちゃん…………この冗談は流石に………僕でも許せないかな……」
「………冗談なんかじゃない………なんで、助けたの？」
嶺二「え？」
「もう、私の生きてる意味なんてどこにも無いの………」
濡れて張り付いた服が、風に当たってとても寒い。体がブルブルと震えている。
嶺二「一回落ち着こうか……えぇっと、話は事務所で……」
「ううん。私はもう解約したから事務所に入れない………」
嶺二「えっ………そっか……じゃあ、僕の家行こうか。」
「……………嶺二に家あったっけ？」
嶺二「実家です………アハハッ……あ、ちょっとだけメールさせてね？」
＜ピピピッ……ピピピピヒッ＞
嶺二「よーしっ！一斉送信完了！」
こうして私と嶺二は車でしばらく走り、埼玉の寿弁当(嶺二の実家)に向かったのだ。
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美紀 - 美風藍ちゃんの小説最高です藍ちゃん大好きです (2019年2月21日 21時) (
レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
藍彩 - 夢主のテンションとギャグのところがすごく面白かったです！これからも他作品など頑張ってください♪♪ (2015年7月19日 22時) (レス) id: a8000e54e0 (このIDを非表示/違反報告)
夏に咲く華(プロフ) - 彩ちゃんさん» 私の妄想が喜んでもらえて嬉しいです！頑張りますね！ (2015年1月21日 0時) (レス) id: efb831ef98 (このIDを非表示/違反報告)
彩ちゃん - 夢主と藍ちゃんがカルナイのライブで、よりを戻した所からずっと泣きっぱなしです！すごくいいです！更新頑張ってください！ (2015年1月20日 0時) (レス) id: 2747203ab3 (このIDを非表示/違反報告)
夏に咲く華(プロフ) - れんにゅぅさん» ありがとうございます(*´ω｀*)頑張ります！ (2015年1月6日 13時) (レス) id: efb831ef98 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏に咲く華 x他1人 | 作成日時：2014年11月11日 22時
