蝶柄の着物が似合う君 8 【坂田銀時】

プロる宣言 ページ12

Aside





銀｢あ､そういえば土方くんに壁ドンされてた
とき顔赤くなってたよな？｣



ぶすーと拗ねた顔で言ってきた









え､可愛(じゃなくて！！やばいぞこれ









｢あ､あれは不可抗力と言いますか...｣


銀｢そんなのだめですぅ許しませんー｣









だって...だって！！！殴














｢ど､どうすれば許してくれる...？｣




銀ちゃんはんー､と考えてから












銀｢俺から一生離れないって約束してくれん
なら許す｣









｢...なんかプロポーズみたい｣












銀｢な､違いますぅプロポーズはちゃんと指輪
用意するんですぅ｣




｢え､まじでか｣







なにそれ､え､これ軽くプロられてるよねこれ







唖然としてると｢で､約束すんの？｣と









｢もちろんずっと傍にいる､離れないから｣



銀ちゃんの胸板に手を置き､ぐっと背伸びして

キスをした










銀｢...ほんっと不意打ちずりぃ｣

あ"ーやべえ､と赤くなった顔を両手で覆った








(あ"ー可愛い...)











｢...よし､仕事戻るか｣


銀｢え､土方くんとこ行くの？｣

さっきぼこぼこにしたから動けねぇかも､と





｢...おーまいが｣






ま､まぁとりあえず行こう､と部屋を出た



ちなみにここは空き部屋らしい












｢ひ､土方さん？失礼しますよ...？｣





襖を開けて部屋にいたのは至る所に怪我を

した土方さん







土｢あ､あぁ｣


気まずそうに返事をした










土方さんが立ち上がってこっちを向いた途端

銀ちゃんが後ろから抱きしめてきて頭に顎を

置いてう"ー､と犬のように唸った





え､可愛い←









土｢あ､のだな､いくら禁断症状だったとは言え
あんな事しちまって悪かった｡｣



｢い､いえ､私も度が過ぎました｡すいません...｣







なにこの気まずい空気←








｢あ､あの私飲み物持ってきますね！珈琲でいい
ですかね！！？｣


土｢お､うありがとな｣








銀ちゃんを背中にくっつけたまま部屋を出た












倉庫に行ってマヨを1つ取り出す



食堂に着いてコーヒーを淹れてその上にマヨ

を少し乗せる








銀｢え､Aちゃんいいの？｣


｢うん､お詫び｣






銀ちゃんにもココアいれるね､と言うと嬉しそう

に｢A大好きぃぃ｣とバックハグされた






その後マヨ珈琲を貰った土方さんはとても

嬉しそうでした













喧嘩篇終了

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