夏、恋が始まる季節。【黒】 (ページ7)

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目黒くんだ。
いつも隣の席で見ている姿と違って…カッコいいんだけれど微笑んだり、スマートなダンスだったりでギャップが凄い。
もっと目黒くんの事を知りたい…そう思った。

終わった…。
早かったなぁ〜。
周りで見ていたであろう女子達の声も聞こえる。

深「ふぅ…どうだった、Aちゃん。カッコよかった？」

少し汗をかいた深澤先輩が聞いてくる。
なんて言うか、ちょっと色っぽい。

「はい！もうほんっとに夢中で、カッコよかっただけでは言い表せないんですけど……本当によかったです！」

宮「ふふっ、ありがとう……姫。」

ふぇ？姫？
…………それが似合うの凄いですね、宮舘先輩。

向「なぁなぁ、誰が一番よかった？」

ん〜、皆さんよくて迷うけど…。
一番初めに思いつくのは…

「目黒くん…かなぁ？」

目「えっ俺？なんで？」

「同じクラスだからなのかな？ギャップが凄くて素直にカッコいいなって！」

深「ははっ！Aちゃん、ちょー素直でかあいいね？」

そう言って深澤先輩に頭をなでられる。
かわいい？
そんな事言われたことないし、顔が赤くなる。

渡「何、ふっかタイプなの？Aちゃん。」

なんか、深澤先輩いじられてる？みんなに。

ラ「まぁ…でも良かったね、めめ。」

目「うん。」

…やっぱり私なんかに選ばれても嬉しくないよね、ごめんね。
なぜか胸が痛くなった。