夏、恋が始まる季節。【黒】 (ページ6)

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向「あ、そこ同じクラスなん？」

「そうなんです。後、今隣の席で…目黒蓮くんだよね！」

そう言って向かいの目黒くんに笑いかける。

目「うん、だから次ね。」

？「ラウールです！ベネズエラとのハーフです、よろしくね！」

「よろしくね！……えっと、そして私の名前は川崎Aです！」

阿「自己紹介終わったね。…あ、部活終わったんでしょ？俺らのダンス見る？」

何その魅力的な提案…！

「見たいです…！すっごく！！」

佐「あははっ！Aちゃん、めっちゃいい反応してくれそうだね笑」

岩「じゃあ、踊っちゃう？」

渡「何踊る〜？」

皆さんが何を踊るか決め始めた。
その時美咲先輩から教えてもらった。

先輩「あのね、この人達凄く仲良くて騒がしいけどダンス踊ってる時はカッコいい…それしか思えないよ。9人が9人とも揃ってるしね。って私もこの前の文化祭で初めて見たけど。」

「へぇ〜そうなんですね！楽しみです！」

期待が高まった。
でもそんな期待を軽々超えてしまうほど皆さんのダンスは凄かった…。

「凄い……。」

思わず声が漏れた。
この曲はD.D.といって、途中でアクロバットも入っているらしい。
今は前半部分でサビもまだ。
でも、私が言うのもなんだけれど高校生とは思えない。
緩急あって流石だ。
私はある人に目を奪われていた。