夏、恋が始まる季節。【黒】 (ページ28)

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その後、私…ちょっと暗い顔してたのかな。
阿部先輩が心配してくれた。
誤魔化したけど、誤魔化せてないんだろうな。

そして……ダンス部の皆さんとは別れた。
だから、無理矢理気持ち切り替えて美咲先輩とのお出かけを楽しんだ。

先輩「じゃあね、Aちゃん。楽しかったよ。」

「はい、私もです！」

また明日からいつも通りの生活。
気持ちなんて捨てれたらよかった。
……………………………………………………………………………………………

ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ

「おはようございま〜す！」

いつも通りドアを開けて教室に入る。
違う事といえば私より先にめめがいるくらい？

「めめ、おはよ。」

目「はよ。」

挨拶をかわして友達のもとへ行く。
そう、本当にいつも通り。

〜部活〜

先輩「Aちゃん、ダンス部行くの付いてきてくれない？」

最近、コンクールが決まって忙しかった演劇部だけど…今日は早く練習が終わった。
そしたら美咲先輩からこんなお願い。

「いいですよ！」

きっと女子達の目もあるだろうから、力になれれば嬉しいと思う。

ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ

「失礼しま〜す…。」

この教室に来るのは二度目だけど、本当に女子達からの視線が凄い。
ダンス部は片付け始めていて終わり頃かな？
あ、先輩が佐久間くんのもとへ向かった！
………私はここにいればいいや。