夏、恋が始まる季節。【黒】 (ページ11)

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やっときました…この時間が！
体育です！！
いや〜数学とか頑張ってよかった。
だって、今日はサッカーらしいので！
そう、私…勉強はできないけれど運動はできる。
しかも…球技ば得意中の得意！
楽しみ〜！

先「よし、コート引いたら始めていいぞ〜。」

男女分けたらチームは自分達で決めていいらしい。

友「A〜私達のチーム入って！」

「うん！」

仲良しの子と一緒になった。
でもチームの皆はそこまで体育が好きじゃないみたいだから私が引っ張らないと！

「頑張ろうね！」

ﾋﾟﾋﾟｯｰ
始まった。

「パース！」

ボールをもらって、敵をかわす。
そのまま…ゴール！とはいかなかった。

友「うわぁ、惜っしい！」

悔しいな〜、でも楽しい！
　

ﾋﾟﾋﾟｯｰ
終わった。
結果は4対1で私達の勝利！

チームが入れ替わる。
その時、男子コートの方から勢いよくボールが飛んできた。
そのボールは友達の方へ……

「あぶないっ…！」

とっさにボールに背を向け友達を抱きしめる。

「いっ…！」

完全には言葉とならない声がもれる。
しかも男子か使っているのは、固めのボールで背中に凄い衝撃を感じた。

男子「おい、大丈夫か！ごめんな！」

男子数人が駆け寄ってくる。

友「A、ごめん〜私のせい……。」

友達は焦って落ち込んでと感情の波が凄い。
私はというと、背中がヒリヒリして声を出せなかった。
うん、めっちゃカオス。