ボクは、オンナノコ。2

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大倉side




今までメンバーさえもあまり見たことがないようなガチギレ顔に、会場が凍りついた。




いやいや、ほんまに怖すぎんねんて、、。




錦「ちょ、村上くん、落ち着いてや……」



うさぎのようにおろおろする亮ちゃんの手を優しく振り払い、その女2人の席へ向かうと、一人の女の胸ぐらを掴み、静かに言った。






「……ウチのひかるのことなんも知らんくせにそういうこと言わんといてもらっていいですかね、、？」




口調こそ丁寧なものの、ドスの聞いた声や、鋭く睨み付けるタレ目が迫力ある。




「それに、ひかるがグループに必要かどうかっちゅうのは、俺らが決めることやないですか？勝手に決めつけんなや！！」




最後はあまりに腹立たしくなったのか、怒鳴り付けた。



横「ヒナ、やめろ、」




横山くんが抵抗する村上くんを取り抑え、女たちも警備員に連れていかれて、ようやく事が落ち着いた。



村「……すまん、それじゃあ、後半戦参りましょう……」





A「村上くん……、ありがとうな、？」




村「……ん、」





「……皆さんも、もうこんなことせんといてくださいね〜(笑)」




気まずい雰囲気は、会場が盛り上がるにつれ自然と消えていった。

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