ご近所さんに恋をした2 (ページ28)

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②ー②⑧ ページ28

演奏「いってきまーす！！」

「いってらっしゃいっ！！」

私とすばるくんが…
また付き合い始めて数ヶ月が経った。

私は…今…
父や母の仕事の手伝いをしていた。

って言っても事務をやらせてもらっている
だけなんだけど…。

一度壊れた身体は…
そう簡単に元には戻らなくて、
今は…親に甘え…体調見ながらの仕事。

彼は…というと…

渋「おいっ！響っ！！
コレ、俺のやろっ！！
勝手に着たらアカンやろっ！！」

響「ごめん、カッコ良かったからつい…。
今度からちゃんと事前に言うわっ！！」

渋「そうゆう問題ちゃうやろ…。」

響がすばるくんの古着を着て怒ったり…
演と奏が大きくなってきたから
ギターをあげたいとか言ったり…

相変わらず、弟達には甘々です。

楽「すばるっ！！俺、就職決まったっ！！」

渋「おう、おめでとさん！！
んで…どこやねん。」

楽「…株式会社ナルセ。」

渋「ホンマかっ？！
すごいやんっ！！ヤスにも報告したれっ！」

楽は急いで安田さんに電話をかけていた。

楽が就職する会社は
たくさんのアーティストのライブでの
音響を担当してる会社。

関ジャニ∞のライブも担当しているので
彼らと一緒にいつか仕事がしたいと
夢見ていた楽には…願ってもいない就職先だった。

こんな感じに相変わらず…
すばるくんは我が家で過ごす時間を
大切にしてくれて…母とも仲良し。

母「あら…すばるくん帰るの？
そっか、今日金曜日か。」

渋「おん、しかも明日早いねん…。
ママちゃんもお疲れさんっ！！

ほいじゃ…。」

母「はーい、ありがとう！
気をつけて。」

彼は…母をママちゃんと呼ぶ。w w

「ママっ、お帰り～！！
明日の朝の分まで…準備してあるから
後お願いね…。

行ってきますっ！！」

母「ありがとう！はーい、Aも
気をつけてね。」

少し変わった事…。

金曜日の夜から…
土日にかけて、私はすばるくんの家に
行くようになった。

母からの気遣いだった。
2人っきりの時間も大切だからって…。

時間をずらし、合鍵で彼の部屋に行く。

何度来ても…鍵を開ける瞬間は
ドキドキしてしまう。

ガチャッ…

「うわぁっ！！」

ドアを開けた瞬間、すばるくんの匂いに
包まれる。

渋「はぁ…
やっとイチャコラできる…。」

「はははっ、そうだね！」

チュッ

と軽いキスを交わし、部屋に入る。

こんなに簡単に
自分の家と行き来できるのは
ご近所さんだからこそなんだと
改めて感じた。