�◆辞´� ページ16
こんなすばるくんは見た事なかった。
渋「俺が無理やねん…Aが
おらんかったら…。」
「うん…。」
渋「誰が何を言うとっても、
俺の事信じてほしいねん。
俺は…Aを…
お前ら家族を信じてる。
しんどいか？」
「ううん…分かった。
私も信じる。
すばるくんの事しか…信じない。
ごめん…本番前に…。」
渋「死ぬほど笑わしたるから
ちゃんと見とけよ。」
私は頷く。
戻るのを一瞬引き止め
キスをする。
安心した。
彼が去ってから、私もみんなのところに
戻った。
準備万端の…演と奏。
母は心配そうにこっちを見た。
私は口パクで“大丈夫”と伝えた。
舞台裏のモニターで出番まで
関ジャニ∞のライブを楽しんだ。
やつばりすごい人達だと思った。
一度全員が裏にはけた。
いよいよ、演と奏の出番。
そこに、すばるくんが来てくれた。
渋「丸とヨコが一緒やから大丈夫！！
頑張って行ってこい！！」
演奏「おーっ！！」
元気いっぱい出て行った。
ちゃんと踊れていた。
母は涙目だった。
私は一安心…。
裏に戻って来てすばるくんに抱きつく！
渋「めっちゃ上手にできたやーん！！」
膝をついて2人を抱きしめ、頭を撫でる彼が
本当に嬉しそうだった。
横山さんも丸山さんも大絶賛！！
お客さんも可愛いとたくさん声援を貰った。
2人にとってこれがいい経験になってくれたら
嬉しいなと、私は思った。
出番が終わった2人は緊張が解けたのか
関ジャニ∞の歌を、歌って踊っていた。
MCになった時…
スタッフさんにドリンクの入った籠を
メンバーさんに届けて欲しいも頼まれた。
テンションの上がってる2人は
演奏「はーい！！」
と片方ずつ2人で持って…スタンバイした。
村「改めまして、関ジャニ∞でーす！
どうぞ…座って下さい…。
水分とって下さいね〜！！」
このタイミングでみんなの元へ。
横「おっ、子パンダが飲み物持ってきて
くれとる〜！！」
安「めっちゃ可愛いでしょー！？」
キャーッッ、可愛いっー！！
とまた、歓声が飛ぶ。
真ん中まで籠を運んで
中のボトルをひとつずつ配りに回る。
錦戸さんが…サポートしながら
ちゃんとメンバーさんに配っていたのに…
演が会場の熱気に今さらビックリしたのか
すばるくんにボトルを渡したまま…
足にしがみついた。
配り終わった奏も、演を見て
羨ましかったのか…安田さんの足に抱きついた。
中々戻って来ない2人に
私はヒヤヒヤしていた。
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作者名：すばくら | 作成日時：2018年10月28日 14時
