�◆辞´� ページ11
朝…
私は彼より先に目が覚めた。
同じ布団で寝息を立ててる彼が愛おしくて
しばらく見ていた。
渋「ん？おはよ…何時？…」
「おはよ。まだ、6時だよ…寝てて。」
渋「おん…もうちょい寝るわ。」
私は布団を出た。
いつものクセ…
キッチンにはもう…母が立っていた。
母「あら？早いのね…まだ寝てればいいのに。
すばるくんは？」
「まだ寝てる。今日…お昼からだって、仕事。」
母「そうなの。
上手くやって行けそう？」
「分かんない…でも、もう私だけじゃない
んだよね。
彼が必要なのは…。
楽も将来の事とか相談してるみたいだし
響もすばるくんには素直だから。
演は本当に大好きみたい。
会えないと泣きじゃくるし…
奏は信頼してるんだと思う。
バイバイするのが嫌って、この前泣いてた。
それをなだめたのも…すばるくんなの。
すごいよね…。」
母は驚いていた。
母「そう…。
昨日話した時にね…
彼も同じような事言ってたわよ。
“Aと出会って自分は変わったんだ。
楽達にはいろいろ教えてもらう事もある。
大切にしていきたい。”って…。
芸能人ってもっと適当かと思ったわ。
しかもアイドルでしょ。
イメージが変わったわ。」
母は短時間で彼を見て、
思った事を言ってくれた。
そして…仕事上、たくさんの人と接する
母だからか彼を見極めたんだと思った。
「たぶん…楽しい事ばかりじゃないと
思うけど…一緒にいたいと思う。
へへっ。」
久々に母とこんなに話したかな…。
女子トーク…。
しばらくして…何故だか
両手に演と奏を連れて彼は降りて来た。
渋「ふぁ〜。おはよ。
起こされた。
なっ？」
演「へへっ、すばるといる〜！」
奏「すばる…今日はずっと〜？」
母「あらあら…。
ごめんなさいね。
今日はすばるくんお仕事だから
ゆっくりさせてあげなきゃ〜。
ねっ？！」
ふくれて、すばるくんにくっつくチビ達。
渋「アカン…モテ期や。
もうすぐ、パンぱんだの本番やぞ！！
練習ちゃんとしといてなぁ〜。」
演奏「はーいっ！！」
そして、関ジャニ∞のDVDをながすと
おとなしく見入っていた。
単純…。
私は彼にコーヒーを出す。
「ごめんね、結局ゆっくりできなかったね。」
渋「えぇよ。
あいつら見とると、おもろいし。」
お昼ご飯をみんなで食べて
すばるくんはお仕事に行った。
チビ達は結局イジケモードになっていた。
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作者名：すばくら | 作成日時：2018年10月28日 14時
