君に恋するその瞬間 (ページ6)

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何で…？私、彼女いないって聞いてホッとしてんの？

ん？ん？アレ？

まだ酔ってる？

この関係が崩れるのが嫌だから？

それとも…

イヤっ！！ない…！！

私が百面相していたらしく、めっちゃ笑われた。

樹『アハッ！！何1人でやっての！！
マジウケるわぁ〜、あれ？まだ酔ってる？』

両手でほっぺ挟まれて、樹との距離が近くなる。

抵抗しようにもできない。

とりあえず足を踏んづけてやった。

樹『イッター！！』

「自業自得でしょ。年上をからかうからだ。」

私、たぶん顔真っ赤。

いや〜気付かないで！！！

樹『あのさ、俺に彼女できたらさ…嫌なの？』

「えっ…？」

突然話を戻され動揺してしまう。

「嫌っとゆうか…やっぱり…誘いずらいじゃん。
私も一応は女だし…。」

樹『ふ〜ん。』

樹はそれ以上何も言ってこなかった。

ベッドを私が占領して、その下にお布団敷いて樹が寝る。

これが私達のスタイル。

私がベッドに入ったのを確認して電気を消す。

樹『ん、おやすみ』

「おや…すみ…」

言い終わる前に瞼が下がって来て、パタンっと
ドアが閉まる音がした。

たぶん、樹はまだ寝てない。

ゲームかな…？

そんな事を一瞬考えたけど、あっとゆうまに夢の中へ。

変な夢を見た…

あまり…覚えてないけどいい夢ではなかった。

ふっと目が覚めて下を見ても、樹はいない。

いきなり不安と恐怖に襲われた。

樹…？