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章大は知らないうちにストレスを溜め込む。
むかしからそうだった。
天然なのか…
天才なのか…
まぁ、どっちもだと思うけど…
結構独特な感性の持ち主で
理解されない部分も少なくはない。
私が話しを聞く事で少しでもストレスが解消
されてるのであれば…
そう思いながら話しを聞く。
でも…
私からしてみれば章大の作り出す世界は
面白くて楽しい。
それが伝わるのか、シンドくなってくると
こうして甘えてきてくれる。
彼がお風呂に入る中…
私はお布団をセットして
章大の着替えを出す。
安「なんか奥さんみたいやな。」
先に上がっていた章大はタオル1枚腰に巻いて
私の事を見ていたらしい。
「もう、風邪ひくよ！！」
着替えを渡す。
安「髪やって〜。」
後ろからまた、呼ばれドライヤーを渡される。
ソファーに座る章大の頭を乾かしていると…
眠いのか大きなあくびを数回していた。
安「Aにやってもらうん好きやねん。
気持ちええわぁ〜。」
「一応仕事としてやってますからね！」
ドヤ顔で言ってやった。
「ハイ、オッケー！
先寝てて、私もお風呂入ってくるから。」
安「はーい。」
お風呂の中で色々整理する。
章大への気持ち…まだ、言えないから
バレないようにしなきゃ。
でも、くっついてくる章大は
可愛くて…抱きしめたくなる。
私が襲っちゃいそう…。笑
とか考えてたら、逆上せそうになった。
リビングに戻れば
布団の上で控え気味にギターを弾く章大がいた。
寝る前の身支度を終えて
章大の側に座る。
体育座りで章大の鼻唄に耳を委ねる。
安「A、布団入るで…。」
寝ぼけ眼で返事をする。
私は意識を手放した。
安「ホンマ無防備やな…。
好きやで…。」
章大がボソッと呟いた言葉なんぞ
知るよしもなく、こめかみに柔らかい何かが
あたった事も気付かないまま眠っていた。
そして…
朝になって気付く…。
何で私は章大の抱き枕状態なんだと…。
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作者名：すばくら | 作成日時：2019年7月3日 5時
