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安田side
なんやろなぁ…
身体が重い気がすんねん。
最近あんまり寝れてへんし
朝もスムーズに起きれん。
友達とご飯食うとっても…
女の子と遊んどっても…
なんかすぐ疲れてまう。
そんな僕に気づいたんか大倉が
声かけてくれた。
大「ヤス？大丈夫？
今日、飯行こうや。」
安「おん、ええよ。」
仕事終わりにいつもの飯屋に行こう思ったん
やけど、急にAが浮かんだ。
安「なぁっ、大倉！
Aの家でもええ？
ほんで何か作って！！」
大「ええけど…。」
そこから買い出しして
Aのマンションに向かった。
明かりはついてへんかれ
まだ、帰ってきてへんか…。
僕は合鍵を取り出しオートロックを開けた。
大「えっ？
ヤス、合鍵持っとる？」
安「おん…僕ん家のAも持っとるし。」
大倉はほぇ〜って顔しながら
僕に着いて来た。
Aが帰って来て
なんやろ…僕の中の何かどっか行った。
飯食うて、大倉が帰って…
片付けしよう思うたらAに座らされた。
自然と力が抜けて…
気付いたらAを抱きしめておった。
ストレス…たまらん方やけど…
スタッフさんとかに何か言われても
あんま気にせん方なんやけど…
知らんうちに僕の心の中は真っ暗に
なっておって、シンドなっとったんやなって…
Aの顔見て気づいた。
僕は思ってる事…
感じてる事…
下手くそな言葉で話した。
回りには理解されへん事も多い…
せやけど、Aは…
Aだけはどんな事も受け止めてくれる
数少ない理解者やねん。
Aに背中を撫でられると落ちつく。
その途端…鼻の奥がキューっとなるのを感じて
抱きしめる手に力がこもった。
「大丈夫…大丈夫だから…
私は章大の側にいるから…。」
僕の腕の中で、子供をあやすように
小さな声で呟いたその言葉が…
胸に染みた。
安「今日泊まってもええ？」
「いいよ…。」
安「ありがとう。」
僕たちはおでこをくっつけて笑いあった。
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作者名：すばくら | 作成日時：2019年7月3日 5時
