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1月…
突然の章大からの呼び出し。
深夜2時…。
安「今から来れへん…？」
「あっ、今から？
…分かった。」
ただ事でないと思い彼の家に急いだ。
「章大〜？」
リビングに明かりはあるものの返事はない。
ドアを開けた途端に抱きつかれ
すすり泣く彼を受け止めた。
何があったか分からない。
でも、章大がなくのは…
それだけ…大きな何かが起きたに違いない。
私は背中をさすりながら
ソファーに座らす。
「章大…大丈夫、大丈夫だよ…」
そう言い聞かせながら抱きしめる手に力を込める。
安「渋やんが…渋やんがな…
辞めたいねんて。」
私が思っていた事よりはるかに
大事だった。
下を向いたまま…泣き止まない章大。
事情が分からないから下手な事は言えない。
それでも私が今、彼に言えるのは…
「章大っ！章大っ！顔上げて…。」
彼の顔を少し強引に引き寄せて口づける。
パニックになりながら泣いていた
章大は…少し落ち着いたみたいだった。
安「ごめんな…。」
「違うでしょ？こうゆう時は“ごめん”じゃなくて
“ありがとう”でしょっ！
関ジャニ∞の事だから、私は何も言えないけど
章大が渋谷さんに伝えたい事は全部…
伝えた方がいいんじゃない？
もう…長い時間一緒にいるんだから
どうゆう人かは分かってるでしょ？」
安「そうやな…泣いてもしゃーないわ。
ありがとうな…A。」
彼は少し笑った。
「無理して笑うのは禁止ねっ！！
私だって長い時間章大と居るんだから…
嘘ついたり、無理したらすぐ分かるんだから！」
安「おん…、了解。
もっかい…ギューしてええ？」
私は両手を広げて章大を待った。
安「はははっ、普通逆やんな〜。
まぁ〜ええか。」
そう言って、章大より小さい私の腕の中に
収まった。
ギュ〜ッ
って、これでもかってくらい力を込めて
抱きしめたら…章大は真面目な顔して…
私を見た。
安「ヤバっ…
めっちゃ愛しいわぁ…。
“愛してる”ってこうゆう事なんやろな？」
びっくりした。
今まで生きて来て、そんな事言われた事ないよ。
それが…
よりにもよって、章大って…。
どうしよう…泣けてくる。
安「えっ？どないしたん？
俺、なんか変な事言うた？」
私は章大の胸にしがみついて…
「アホ…
私の方が愛してるわっ！！
もぅ〜っっっ、グスッ…」
章大は、今度はちゃんと笑ってくれた。
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作者名：すばくら | 作成日時：2019年7月3日 5時
