よんじゅうに ページ42
いつも通りに出勤。
開店前の店内に知らない女の人がいた。
「おはようございます…。」
とりあえずマスターに挨拶をした。
マスター「おはよう。A、
ちょっといいか？」
呼ばれて駆け寄った。
さっきの女の人は笑顔でこっちを見ていた。
女「こんにちわ。
私…坂井美海といいます。
義父と主人がいつもお世話になっています。」
「えっ？マスターって坂井さんだっけ？
えっ、えっ？健ちゃんの奥さん？
あっ、伊坂Aです。
こちらこそお世話になりっぱなしで。」
マスター「おい、本当に俺たちに
興味ないもんなぁ〜。
で、さっそく本題に入るんだか…。」
話は…
美海さんが今度新しくオープンする
レストランのシェフを探してるという事。
アットホームな感じで少人数で
やりたいらしい。
そこで、調理師免許を持っていて
それなりに料理ができる…と
マスターから話しを聞いていた
私にお誘いが来たらしい。
マスター「悪い話しじゃないと思うがな。
もちろん、決めるのはAたから。
美海の店も、おそらくココと変わらないと
思うし…事情も理解してくれる。
それに…
元々やりたかった仕事だろ？
よく考えて決めたらいい。
急いでないだろ、なぁ…美海！」
美「そうね。
名刺だけ渡しておくわね。」
そうして…名刺を頂いた。
マスター「亮にもちゃんと話せよ！」
「うん。」
その日は…仕事が手に付かなかった。
私は元々…レストランで働いていた。
自分の作った料理で
たくさんの人が笑顔になってくれるのが
嬉しかった。
でも…今は…。
亮に話しを聞いてもらいたくて
連絡をした。
“もうAの家におるよ”
そう返信が来た。
私は帰り道…頭の中で
今日あった事を整理して…
自分の家のドアを開けた。
錦「おかえり…お疲れさん！」
ニコニコしながら出迎えてくれる彼がいて
何だか安心した。
それから、ダイニングテーブルに
向き合って座り…彼が私に飲み物をくれた。
「ありがとう…あのね…。」
マスターからの話しを彼にした。
彼は真面目に聞いてくれた。
錦「俺的にはレストランもありかなって
思うねん…。
今の店で、チャチャっと作ってくれる
飯とかめっちゃ美味しいやん。
それに…ぶっちゃけ夜遅いん、心配。
酔っ払いに絡まれてへんか、心配やねん。
まぁ、これはホンマに…
心配性なだけなんやけどな。
Aのやりたい事、俺は応援するで！」
彼は照れながら、そう言ってくれた。
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すばくら(プロフ) - あみさん» ありがとうございます。感想頂けてとても嬉しいです^ - ^ (2018年11月27日 14時) (
レス) id: d9920419ff (このIDを非表示/違反報告)
あみ - とても楽しい時間をありがとうございました^ ^ (2018年11月27日 9時) (レス) id: cb0d047fd2 (このIDを非表示/違反報告)
倉安LOVE - 亮ちゃんのことを一番知っているのは主人公ちゃんだからね。これからも読んでいきます。 (2018年11月12日 0時) (レス) id: 74ed2de143 (このIDを非表示/違反報告)
すばくら(プロフ) - 倉安LOVEさん» 読んで頂いてありがとうございます。感想を初めて頂いたので嬉しいです。最後はまだ、決めていませんが…楽しんでもらえるように頑張ります。 (2018年11月11日 12時) (レス) id: d9920419ff (このIDを非表示/違反報告)
倉安LOVE - 初めまして最初から読んでいます。亮ちゃんと主人公ちゃんの幼馴染みの関係もこれで終わりなのかな？これからお互いに守っていってほしいです。 (2018年11月10日 15時) (レス) id: 74ed2de143 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すばくら | 作成日時：2018年11月4日 21時
