さんじゅうきゅう ページ39
彼は夏を駆け抜けた。
まだ、振替公演はあるものの
日本でのオーラスは無事に終了した。
私は引っ越しをしていた。
セキュリティがちゃんとしたところ…。
彼は休みになれば前日から私の家に
泊まる事が多くなった。
合鍵も渡してあるし…
なんの気なしに帰宅して、彼が居れば
嬉しかった。
外では会わなくなった。
私の働いているお店にも来なくなった。
あの女が現れたおかげで…。
だけど、一度だけ…来店した。
彼が愛して止まない…尊敬する先輩と2人で。
相手はもちろん…“渋谷すばるくん”だった。
個室には入らず2人してカウンターで
チビチビ呑んでた。
初めて会ったその人は…音楽が大好きで
店の雰囲気も気に入ってくれたらしく
終始ご機嫌だった。
亮が席を立った時…
渋「Aちゃんのおかげやな〜。
亮があんな風になったんわ…。
強くなったな。
頼むな…アイツの事。
俺がゆうのもアレやけど…ふふっ。」
「はい…お任せ下さい。」
戻って来た亮はずっとニヤニヤしていた。
大好きな先輩と呑む事ができて
嬉しかったのか…しばらくすばるくん自慢は
続いたのでした。
そして…台湾公演が始まる。
さすがに現地には行けないから
メールだけ送って無事に終わる事を祈った。
ニュースにたくさん取り上げられていて
他人事のように見ていた。
1日目…2日目…とライブ後に連絡が来た。
頑張って覚えた中国語。
なんとか伝わったかな〜とか
日本とは全然違う…とか。
彼がまだ興奮気味に話しているのに…
私はそれを遮って…
「ねぇ…亮？
ごめん…
早く会いたい…。」
どうしても会いたくなった。
どうしても心の中に閉まっておけなかった。
錦「……。」
引いちゃったかな。
錦「あの〜、メンバー近くにおんねん…。
おん…俺も同じやで。
明日の夜には着くんやけど、仕事？」
「うん、仕事。
なんか…変なこと言うてごめんね。」
錦「謝らんでええから。
せやったら、そっちの家で待っとる。
土産いっぱい買うてくから！」
「楽しみにしてる…。
じゃぁ…おやすみ。」
電話を切って、お風呂に入る。
彼に会えない日の長風呂…。
関ジャニ∞を流しながら…
温めなお湯に浸かる。
これが気持ちいい…。
少しの身体のメンテナンスをしながら
私はベッドに入り…
夢の中へ落ちて行った…。
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すばくら(プロフ) - あみさん» ありがとうございます。感想頂けてとても嬉しいです^ - ^ (2018年11月27日 14時) (
レス) id: d9920419ff (このIDを非表示/違反報告)
あみ - とても楽しい時間をありがとうございました^ ^ (2018年11月27日 9時) (レス) id: cb0d047fd2 (このIDを非表示/違反報告)
倉安LOVE - 亮ちゃんのことを一番知っているのは主人公ちゃんだからね。これからも読んでいきます。 (2018年11月12日 0時) (レス) id: 74ed2de143 (このIDを非表示/違反報告)
すばくら(プロフ) - 倉安LOVEさん» 読んで頂いてありがとうございます。感想を初めて頂いたので嬉しいです。最後はまだ、決めていませんが…楽しんでもらえるように頑張ります。 (2018年11月11日 12時) (レス) id: d9920419ff (このIDを非表示/違反報告)
倉安LOVE - 初めまして最初から読んでいます。亮ちゃんと主人公ちゃんの幼馴染みの関係もこれで終わりなのかな？これからお互いに守っていってほしいです。 (2018年11月10日 15時) (レス) id: 74ed2de143 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すばくら | 作成日時：2018年11月4日 21時
