さんじゅうなな ページ37
「ちょっ、ストップ！！
これ以上はダメっ！！」
錦「何でぇ〜ゃ？」
甘々な彼を引き剥がし…なだめる。
「終わったら…ね。
だから、ライブ頑張って！！」
錦「おん…。分かった。」
そっからは時間までくだらない話しを
ひたすらしていた。
マネージャーさんが呼びに来て…
部屋を出るとき
私から…キスをした。
「いってらっしゃい！！」
ちょっと照れていたけど…
コッチに向かって手を振りながら
本番に向かった。
彼の背中は…逞しかった。
私も席に着き始まるのを待った。
途中でマネージャーさんが終わったら
来たところで待っていて。と言われた。
今日は何から何までお世話になってしまった。
今度なんかお礼をしようと考えていたら
照明が落ちた。
まわりのeighterは総立ちで盛り上がっていた。
私は立ち上がれなかった。
亮のうちわを持ちながら応援してる
eighterさん。
さっきまで楽しみだった気持ちが
一気に不安に包まれた。
でも…
その不安なんてすぐに吹き飛んだ。
オープニングで彼は私を見た。
視線が重なって、笑顔が溢れた。
6人でスタートを切った…彼らは
前にも負けないくらい輝いていた。
そこにいる…
私の大好きな人…。
たくさん泣いて…
たくさん考えて…
何度も崩れそうになった…亮。
彼の歌が心にしみる…。
私は涙が止まらなくて…
その場にしゃがみ込んでしまった。
彼が今日まで抱えてきた不安や
努力してきた事を…思い出して
胸が熱くなった。
後でたくさん褒めてあげよう。
そんな事を思っていたら
アンコールまできていた。
eighterさんも泣いていた。
私は贅沢で欲張りなのかもしれない。
たくさんのeighterさんに応援されている
彼を独り占めしてくなる。
そんな衝動に襲われた。
鳴り止まないエイトコール…。
その最中に私はマネージャーさんとの
待ち合わせ場所に向かった。
すでに待機していた車に
私を乗せてホテルに送ってくれて…
鍵を渡された。
マ「この部屋で待ってて下さい。
すぐに錦戸さん、連れてくるんで。」
「はい…ありがとうございます。」
私は部屋に入った。
ただ…ぼっーと窓の外を眺めていた。
するとドアが開いた。
錦「A〜？」
彼が入ってくるなり私はその胸に飛び込んだ。
錦「うおぅ〜。ふふっ…泣き虫やな。」
トントン…
背中を撫でられた。
「亮…？カッコよかったよ…グスッ…
おつかれさっ…」
言い終わる前に私の唇は…塞がれてしまった。
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すばくら(プロフ) - あみさん» ありがとうございます。感想頂けてとても嬉しいです^ - ^ (2018年11月27日 14時) (
レス) id: d9920419ff (このIDを非表示/違反報告)
あみ - とても楽しい時間をありがとうございました^ ^ (2018年11月27日 9時) (レス) id: cb0d047fd2 (このIDを非表示/違反報告)
倉安LOVE - 亮ちゃんのことを一番知っているのは主人公ちゃんだからね。これからも読んでいきます。 (2018年11月12日 0時) (レス) id: 74ed2de143 (このIDを非表示/違反報告)
すばくら(プロフ) - 倉安LOVEさん» 読んで頂いてありがとうございます。感想を初めて頂いたので嬉しいです。最後はまだ、決めていませんが…楽しんでもらえるように頑張ります。 (2018年11月11日 12時) (レス) id: d9920419ff (このIDを非表示/違反報告)
倉安LOVE - 初めまして最初から読んでいます。亮ちゃんと主人公ちゃんの幼馴染みの関係もこれで終わりなのかな？これからお互いに守っていってほしいです。 (2018年11月10日 15時) (レス) id: 74ed2de143 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すばくら | 作成日時：2018年11月4日 21時
