さんじゅういち ページ31
亮の部屋についた。
前に来た時とは雰囲気が変わっていた。
玄関で靴を脱いだら
引っ張られる腕…。
「うわぁー、ちょっと…亮っ！」
いきなり寝室に連れ込まれ
背中にドアを押し付けられた。
「んっ、んんーっ…」
顎を掴まれ上を向かされ
降ってくる甘いキスに溺れていく。
錦「何で泣くん？」
私は気付かないうちに泣いていた。
嬉しいのと…
安心したのと…
いろんな感情が入り乱れた。
錦「もう…チュゥせえへん？」
私は首を横に振った。
彼の首に手を回し…
背伸びをする。
「嫌ゃ…もっとほしいっ。」
亮のスイッチが入ったのか…
止まらない…キスの嵐が降ってきた。
ただ触れるだけのキスから…
唇を食べられてしまうよな…
息ができないほどの深いものまで…。
もう…
唇が腫れてしまうくらいに
重ねた後に…
私達は全てを求めあった。
錦「なんやろ？
めっちゃ緊張すんねんけど…。」
「何でよ…？見慣れてるでしょ？
私の裸なんて。
一緒によく、お風呂入ったやん。
んっ、あっ…」
錦「子供ん時とちゃうやろ？
はぁ…はぁ…
アカン…もう…
余裕ないわ…。」
時間を忘れて求め合った。
気づいた時はもう、夜中になっていた。
亮も私もそのまま眠っていたみたいで
気持ち良さそうな…亮を見ているだけで
幸せだった。
そっと…ベッドから出ようとしたら
寝てるはずの亮に引き戻される。
「まだ朝じゃないよ。寝とって…。」
錦「ん〜ん、どこ行くん？」
「喉乾いただけやで…。
お水取ってくる…。亮も飲む？」
錦「おん…。」
私は散らばった服をかき集め
キッチンに向かった。
亮のティシャツは大きくて
ブカブカだった。
鏡に映る自分の足に…彼が付けたであろう
赤い印が残っていた。
昨日の事はゆめじゃないと
分かって…少し恥ずかしくなった。
水のペットボトルを持って寝室に戻る。
片目を開けて携帯をいじっていた…亮。
「起きちゃった？」
錦「おん…。でも、まだ眠い…。」
「ふふっ、はい…お水。」
亮は水を飲んで、また布団にもぐった。
錦「A〜っ！早よ来て〜！」
呼ばれて戻る。
私もベッドに入り横になる。
彼の抱き枕になり目を閉じる。
この幸せな時間を私は噛み締めていた。
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すばくら(プロフ) - あみさん» ありがとうございます。感想頂けてとても嬉しいです^ - ^ (2018年11月27日 14時) (
レス) id: d9920419ff (このIDを非表示/違反報告)
あみ - とても楽しい時間をありがとうございました^ ^ (2018年11月27日 9時) (レス) id: cb0d047fd2 (このIDを非表示/違反報告)
倉安LOVE - 亮ちゃんのことを一番知っているのは主人公ちゃんだからね。これからも読んでいきます。 (2018年11月12日 0時) (レス) id: 74ed2de143 (このIDを非表示/違反報告)
すばくら(プロフ) - 倉安LOVEさん» 読んで頂いてありがとうございます。感想を初めて頂いたので嬉しいです。最後はまだ、決めていませんが…楽しんでもらえるように頑張ります。 (2018年11月11日 12時) (レス) id: d9920419ff (このIDを非表示/違反報告)
倉安LOVE - 初めまして最初から読んでいます。亮ちゃんと主人公ちゃんの幼馴染みの関係もこれで終わりなのかな？これからお互いに守っていってほしいです。 (2018年11月10日 15時) (レス) id: 74ed2de143 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すばくら | 作成日時：2018年11月4日 21時
