にじゅうはち ページ28
社長さんはコーヒーを運ぶ秘書みたいな人と
戻ってきた。
ジャ「お待たせ。どうぞ飲んで。」
「ありがとうございます。頂きます。」
ジャ「話しの続きをしようか？」
「はい。」
私は写真を出した。
「私は錦戸亮の幼馴染なんです。
小さい頃から彼を知っていますし、
大人になってからもよく話をします。
彼は辛かったり、しんどい時に
私のところにきて…弱音をはきます。
他の誰にも言えない事とか
たくさん溜め込んで限界の時に
私のところに来ていました。
この写真を撮られてしまった事は
私の不注意だったと思います。
申し訳ありませんでした。
あの…正直に話すと…
私は彼が好きです。
大好きなんです。
グスッ…
彼のそばにいたいとか…
恋人になりたいなんて思いません。
教えて…ほしいんです。グスッ…
どうしたら…
彼を…
守る事ができますか…？」
泣きたくなかった。
でも、どうしたらいいか分からない
私の気持ちを相槌うちながら聞いてくれる
社長さんの優しさに涙が出てしまった。
ジャ「お嬢さんは素直な人だ。
錦戸を守りたいのかい？
あなたは誰に守ってもらうんだい？」
「私は…私で守れます。
彼を…彼のこれからを守りたいんです。
今、新しい道に進む彼の邪魔は…
したくないんです。
グスッ…
私はどう…したら…いいんですか？」
ジャ「ハハハッ、長い事この仕事を
しておるがね…そんな事を言ってくれた人は
あなたが初めてですよ。
そこまで彼の事を大事に
思ってくれてるのかい？
ありがとう…これからの彼には強い味方が
いるんだな。
錦戸は素敵な幼馴染を持ったね…。
どうしたらいいかは…
2人で考えなさい。
おいっ！入りなさい！」
呆然とする私…。
社長さんは仕事上がりの彼を呼んで
ドアの前で待たせていたらしい。
ジャ「しばらくこの部屋を貸そう。
you達がこれからどうするか決めたら
私のところに来なさい。」
彼の肩に手を置いて
笑いながら出て行った。
社長さんが出て行ったのを確認して
ドアに鍵をかけた…彼。
私は涙でほとんど彼が見えていなかった。
錦「何しとんねん？お前は…。」
彼は私の前に膝立になった。
服の裾で涙を拭きながら…
錦「アホやな〜ホンマに。
でも、好きやわぁ…めっちゃ。」
聞いてしまった、彼の気持ち。
今まで溜め込んできた…私の想いが弾けた
瞬間だった。
「ごめん…ごめんね。グスッ
私…ゥゥッ…私も、亮が好きだよ…。」
伝えられた。
私の想い。
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すばくら(プロフ) - あみさん» ありがとうございます。感想頂けてとても嬉しいです^ - ^ (2018年11月27日 14時) (
レス) id: d9920419ff (このIDを非表示/違反報告)
あみ - とても楽しい時間をありがとうございました^ ^ (2018年11月27日 9時) (レス) id: cb0d047fd2 (このIDを非表示/違反報告)
倉安LOVE - 亮ちゃんのことを一番知っているのは主人公ちゃんだからね。これからも読んでいきます。 (2018年11月12日 0時) (レス) id: 74ed2de143 (このIDを非表示/違反報告)
すばくら(プロフ) - 倉安LOVEさん» 読んで頂いてありがとうございます。感想を初めて頂いたので嬉しいです。最後はまだ、決めていませんが…楽しんでもらえるように頑張ります。 (2018年11月11日 12時) (レス) id: d9920419ff (このIDを非表示/違反報告)
倉安LOVE - 初めまして最初から読んでいます。亮ちゃんと主人公ちゃんの幼馴染みの関係もこれで終わりなのかな？これからお互いに守っていってほしいです。 (2018年11月10日 15時) (レス) id: 74ed2de143 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すばくら | 作成日時：2018年11月4日 21時
