辛いよね ページ13
「ごめんね、ごめんね」
スーパーから少し離れて、私をまた強く抱きしめる
何に謝っているのか、検討がつかなくなって
私の涙は収まった
「辛かったよね……言い返せなくてごめんね」
その言葉を聞いて、納得した
謝っているのは、さっきの事なんだって
「ううん、大丈夫だよ」
少し震えている声に不安を覚えて、優しくりょーくんの背中に手を回す
私を慰めるために抱きしめてくれたのに、結局は私がりょーくんを慰めている
何だか、いつもとは違うパターンで少しニヤけた
落ち着いた私たちは手を繋いで家へ戻る
オムライスを作って、一緒に向かい合って食べる
顔を見合わせて食べるご飯は、いつもより少し恥ずかしかった
ご馳走様でした、と2人声を揃えて手を合わせる
「お風呂…入ってきて？その間に食器やっておくから」
「でも、それじゃ」
「ご飯まで作って貰って、食器までは申し訳ないよ」
じゃぁお願いします、ってりょーくんの良心を無駄にしないようにさっさとお風呂に入る
泊まるのはいいけど、パジャマがないじゃんって気づいたのはお風呂から入ってから数秒後
シャワーを浴びて、頭を洗う
いつも使っているりょーくんのシャンプーやボディーソープの香りに胸が少し高鳴った
ずっと、りょーくんから抱きしめてもらってる感じがして、落ち着かない
湯船に浸かったところで、ガチャとドアが開く音がした
「A、ごめんね。服、できるだけ小さめの用意したけど…大きすぎたらごめん」
「ううん、ありがとう」
ドア越しに聞こえるりょーくんの声は少し口籠もって聞こえた
そして、それと同じように私の声は反響するように聞こえる
またガチャってドアが開く音がして、1つの人影が無くなっていった
数分浸かって、湯船から出る
まだ暖かな身体は着替え終わっても尚、暖まっていた
ドアを開けて、りょーくんがいるリビングへと向かう
「上がりました…」
まだ湿っている髪の毛
肩にかけたタオルにポタポタと水滴が落ちる
少しどころかだいぶ大きいりょーくんの服は、私の体には到底合わない
顔を真っ赤にしたりょーくんがこちらに向かってくる
「もーぅ、なんで髪の毛乾かさないのかな……」
タオルを取られて、優しく髪の毛の水滴を絞りとる
ちょっとソファに近くに座っててと言われた私は、言われた通りソファの前にに大人しく腰をかけた
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さな(プロフ) - 美紀さん» 返信遅くなってすみません！前の作品にもコメントをしていただきありがとうございます！！これからもこの作品を楽しみにしてください！！ (2020年1月19日 22時) (
レス) id: d6e98db13a (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - SnowMan大好きです最高です亮平くんと涼太君と翔太くん寄りのオール担当です気温の変化が激しいので気を付けて更新大変だと思いますが頑張ってくださいね応援してます (2019年12月22日 17時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
さな(プロフ) - 円周率好きな理系女子さん» はじめまして、コメントありがとうございます！阿部さん推しですか、一緒ですね（笑）参考にさせていただきます！まだまだ更新は出来ないのですが、これからもこの作品をお楽しみ頂けたらと思います！ (2019年10月1日 22時) (レス) id: d6e98db13a (このIDを非表示/違反報告)
円周率好きな理系女子 - 阿部ちゃん推しです！私もまだ学生なので、プロポーズとかよくわからないですが、デートの終わり際に念入りに組み立てられた愛の言葉でプロポーズとかはどうでしょう？どんな方法でも主人公ちゃんは泣いてしまいますね(笑)更新されるの待ってます！ (2019年9月29日 22時) (レス) id: 6ae8af2186 (このIDを非表示/違反報告)
さな(プロフ) - 京北わかさん» 初めまして、コメントありがとうございます！参考にさせていただきます！これからもこの作品をお楽しみ頂けたらと思います！ (2019年8月6日 20時) (レス) id: d6e98db13a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：wwssseee | 作成日時：2019年7月15日 23時
