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なんて夫婦の会話に似たような会話を交わす
先生から何か言われた言葉にも気付かず、そのまま考え込む
「ハンバーグ……かな」
亮平「おっ！いいな、俺も食べたい」
「あれ？先生って彼女さんいるんじゃなかったんですか？」
亮平「ここだけの秘密ね」
なんて、言われて先生の顔が近づく
周りをキョロキョロと見回したあと、私の耳元で続きの言葉を言った
その言葉が、私の頭から離れなくて、
いたずらっ子のような笑みが私の目の前にいる
「じゃ、じゃぁ、食べていきます？」
私の口から出た言葉は、私自身もびっくりするものだった
少しでも長く先生の隣に入れるなら、そばに入れるなら……
なんて考えて出た言葉だけど、所詮、生徒
亮平「いや、いいよ。大丈夫…………」
簡単に断られる
分かっていたことじゃないか
わかり切っていたことじゃないか
亮平「って言いたいところなんだけどね……」
困った顔をした先生はお願いっとポーズをとる
きっと、言われる言葉を理解できたのだろう、あの時の私は
亮平「お願いできるかな？誰かの手料理、食べたくなっちゃった」
可愛らしくお願いする先生
もちろん、私になんかに断れる勇気なんか存在してなくて
こくりと頷いた
かっこいいことも、可愛いことも
なんでも出来ちゃう先生は本当に罪だ
「分かりました」
可愛げのない返事をして、慌てて顔に笑顔を作る
胡散臭くない、演技でもない
いつも通りの私の笑顔
さらに赤くなった先生の顔
そのことに違和感を覚えながらも、必要な材料をカゴに詰めていった
気がつくと、いつもよりかなり多い食材の量
「だいぶやっちゃったな……」
基本的に足りなくなったものをすぐに買う私にとっては、かなりの量だ
いつもとは考えきれないほどに多い食材たち
今日も、ほんの少しのお金しか財布には入ってなくて
でも、どれも必要なもので
亮平「しゃっ、会計行くか」
悩んでいる私をよそに、レジへと向かう先生
気がついたらレジにもう商品が通っていた
慌てて追いかけても遅いことに気づいた私は、
追いかけることもせずただこの商品をどうするかだけを考えていた
悩んでも仕方ないことなのだが
仕方なく、財布を出す
横から伸びてきた手は間違いなく先生の手で
その手には、お金が握られていた
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さな(プロフ) - ほのさん» え、本当ですか！？気をつけてたんだけどなぁ……教えて頂きありがとうございます！ (2019年8月22日 13時) (
レス) id: d6e98db13a (このIDを非表示/違反報告)
ほの - ふっかの名前が辰也になっているんですが辰哉ではないですか？お話はとても面白いので更新頑張ってください！ (2019年8月22日 13時) (レス) id: 44252da1e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：wwssseee | 作成日時：2019年7月4日 22時
