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いつものこの時間なら、先生と一緒に補習をしていただろう
補習授業が終わった今、先生と一緒にいれる時間が少なくなり、ますます気分が下がる
先生が教室に来てくれることは無いが、どこかで淡い期待を抱いていた
そんな期待もすぐに消え去り、私の教室に来たのは森本くんでも樹くんでも、莉奈でもない
話したことも、関わったことも無い松村くんの姿だった
いつも隣にいる�眞呂�んの姿は見当たらなかった
北斗「なにしてんの、こんな所で」
「べんきょーです」
それだけの会話
気まづくて、さっさとこの空気感から抜け出したくて
さっさと松村くんが教室から出ていってくれるのを願っているのに、
現実はそう簡単には行かない
目の前の椅子、つまり、ある女子グループのリーダー格の女の子の席に腰をかけた
私がとってるノートを見ながら、嘲笑って松村くん自身の机の中を探り始める
人のノートを見て何が面白いのかと思うほど、私は気分が悪くなった
私の目の前に出されたのは、綺麗な字で書かれてる『松村北斗』との文字
北斗「貸してやるよ。そんなノートじゃ、テストの点、上がんねーよ」
机の上に置くと、さっさと出ていった松村くん
ノートを開くと、丁寧にまとめてありポイントまできちんと書き込んであった
私と松村くんのノートを見比べると、そりゃ笑いたくもなる
私の字は、まだ、お世辞にも綺麗とは言えない
雑に書かれているノートを見れば、誰だって笑いたくもなるだろう
『ありがとう』教室のドアを開けて、松村くんの背中を見ながら呟いた
私が彼に向けて言った言葉に気がついたのか、片手を上げて去っていった
教室の中に入り、机に座る
もう一度ノートを開いて中を見る
ため息を軽く着いたところで、教室の前が騒がしくなった
莉奈「もう！夏輝に嫌われるよ！」
慎太郎「は、いや、それはやだ」
樹「だったら大人しく言うこと聞け〜」
慎太郎「やだ、」
聞くつもりはなかったが、これは不可抗力だ
耳を必死に塞ぐ
それでも、私の手と手の間を縫って聞こえてくる声
「あっ、」
教室のドアを開けた彼らの目が合った
驚いた表情を見せたあと、またいつもの笑顔に戻っていった
手に握りしめていたノートを急いで閉じ、カバンの中にしまう
私のこの行動が、やましいことをしているように思えてしまい、少し嫌な気分になった
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さな(プロフ) - ほのさん» え、本当ですか！？気をつけてたんだけどなぁ……教えて頂きありがとうございます！ (2019年8月22日 13時) (
レス) id: d6e98db13a (このIDを非表示/違反報告)
ほの - ふっかの名前が辰也になっているんですが辰哉ではないですか？お話はとても面白いので更新頑張ってください！ (2019年8月22日 13時) (レス) id: 44252da1e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：wwssseee | 作成日時：2019年7月4日 22時
