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※４ ページ4
「夏輝ちゃん、」
「なぁに？」
「大きくなったら迎えに行くね！」
「うん、待ってる！」
草原が広がるどこかの公園。
小さい"私"と、小さい男の子。
なにか一生懸命に話していて、何かの約束を交わす。
"私"の方を向いて、手を振るその姿が彼の姿と少し重なった。
「おはよう、」
そして、また朝が来る。
昨日の息苦しさは嘘だったかのように、ちゃんと呼吸ができる。
嘘なのかなって考えれば、昨日の出来事は嘘なんかじゃなくて。
口元に着けてある酸素マスクがそのことを物語っていた。
シュー…シュー…
苦しそうな音が聞こえる。
「大丈夫？」
「はい、」
「じゃぁ、始めるね、」
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作者名：wwssseee | 作成日時：2020年8月1日 23時
