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辰哉「夏輝ちゃん」
「帰ろっか。もう仕事も終わったし」
そう言われて差し出された手に、そっと自分の手を重ねた。
宮舘さんから、カバンを受け取ったあなたは、私の手を引いてドアから出ていく。
外に出ると、白いものがコンクリートを埋めつくしていた。
こっちだよって引かれた先には、朝も送ってくれた車。
後部座席のドアを開けてくれて、私を先に入れてくれる。
あなたも車に乗りこんで、ドアを閉めると車が動き出した。
「バレないようにしなきゃだよ」
辰哉「分かってる、夏輝ちゃんを守る、から俺は……」
その言葉が聞こえて、あなたの方を向く。
少しおちゃらけた声なんかじゃなくて。
真剣な瞳で、じっと前を見据えていた。
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さな(プロフ) - 後編公開しました!お気に入り登録、高評価、コメント、いつでもお待ちしております!これからも、『Snow Dream.』をよろしくお願いします! (2019年10月27日 9時) (レス) id: d6e98db13a (このIDを非表示/違反報告)
あやみ(プロフ) - 続きのパスワード知りたいです (2019年10月27日 8時) (レス) id: d8e8ff27bd (このIDを非表示/違反報告)
まねき(プロフ) - 続編のパスワード知りたいです(o_o) (2019年10月27日 1時) (レス) id: 683d019f07 (このIDを非表示/違反報告)
鈴蘭(プロフ) - 早く続編みたいです! (2019年10月27日 0時) (レス) id: fb3e710945 (このIDを非表示/違反報告)
純(プロフ) - 続きのパスワード知りたいです。 (2019年10月27日 0時) (レス) id: d3ea9b51f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:wwssseee | 作成日時:2019年10月19日 22時