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涼太「外に行きたいって…ふっかから離れるってことだよね」
その言葉に頷く。
目の前のマグカップの中をずっと見つめる。
黄土色をしたような飲み物から、湯気が立つ。
それは、この部屋が寒いってことと飲み物がどれだけ熱いかっていうことを教えてくれていた。
涼太「それって……目黒のせいだよね?」
『違います』
その言葉に慌てて顔を上げる。
宮舘さんの目を見つめて、言葉を吐く。
その言葉は、間違っていると。
確かに、周りから見ればその人が悪いように見える。
でも、こんな空気感にしたのは間違いなく私という存在がこの場にいるからだ。
元々、人の迷惑になるようなら拾われてもすぐに出ていくと決めてあの家を逃げ出してきた。
たまたまそれが今日であっただけ。
たまたまその原因となってしまったのが、今日のその会話であっただけ。
たった、それだけの事なんだ。
誰1人、悪い人なんか居ない。
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さな(プロフ) - 後編公開しました!お気に入り登録、高評価、コメント、いつでもお待ちしております!これからも、『Snow Dream.』をよろしくお願いします! (2019年10月27日 9時) (レス) id: d6e98db13a (このIDを非表示/違反報告)
あやみ(プロフ) - 続きのパスワード知りたいです (2019年10月27日 8時) (レス) id: d8e8ff27bd (このIDを非表示/違反報告)
まねき(プロフ) - 続編のパスワード知りたいです(o_o) (2019年10月27日 1時) (レス) id: 683d019f07 (このIDを非表示/違反報告)
鈴蘭(プロフ) - 早く続編みたいです! (2019年10月27日 0時) (レス) id: fb3e710945 (このIDを非表示/違反報告)
純(プロフ) - 続きのパスワード知りたいです。 (2019年10月27日 0時) (レス) id: d3ea9b51f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:wwssseee | 作成日時:2019年10月19日 22時