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次から次へとあふれてくる涙を止めることを出来ずに。
ただただ、涙を流した。
嗚咽を必死に抑えて。
あなたの胸に預けた頭をそのままにして。
辰哉「あーぁ…辛かったよな……」
わたしはあなたに少しでも心を開いたのかもしれない。
泣き止んで少し経てば、あなたは私から少し離れて部屋を出た。
独りで居るこの空間が、これだけ辛いものだと知らなかった。
いつもいつも、独りが好きで、ずっとずっと独りになりたかったのに。
こんなにもこんなにも、独りが怖いなんて、思いもしなかった。
少したって戻ってきたあなたの手にはマグカップと、なにか沢山ものが入っている箱。
辰哉「これのみな?」
そう言われて渡されたマグカップの中身は、茶色い熱そうな液体。
少しフーフーしてから飲めば、見た目からは想像がつかない甘くて暖かい味。
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さな(プロフ) - 後編公開しました!お気に入り登録、高評価、コメント、いつでもお待ちしております!これからも、『Snow Dream.』をよろしくお願いします! (2019年10月27日 9時) (レス) id: d6e98db13a (このIDを非表示/違反報告)
あやみ(プロフ) - 続きのパスワード知りたいです (2019年10月27日 8時) (レス) id: d8e8ff27bd (このIDを非表示/違反報告)
まねき(プロフ) - 続編のパスワード知りたいです(o_o) (2019年10月27日 1時) (レス) id: 683d019f07 (このIDを非表示/違反報告)
鈴蘭(プロフ) - 早く続編みたいです! (2019年10月27日 0時) (レス) id: fb3e710945 (このIDを非表示/違反報告)
純(プロフ) - 続きのパスワード知りたいです。 (2019年10月27日 0時) (レス) id: d3ea9b51f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:wwssseee | 作成日時:2019年10月19日 22時