〈青いハンカチ〉 ページ7
青いハンカチを視界に入れる
そっと触れる
鮮やかな青色
小さな紙切れを取り出し、メールアドレスを記入する
「すいません、さっき接客をしてくださった女性にこのハンカチ渡してください。机の上に置いたまんまだったので…………」
「分かりました。お預かりします」
「ありがとうございます」
そして、お店を後にした
Aside
「A、これ」
後ろでの休憩
樹がきて、お店の空気感が変わった
その様子を読み取った夕奈センパイ
私と元彼の事情をセンパイと純恋ちゃんには話していた
それが役に立つ日なんてくると思わなかった
口論になりそうだった、ほんの少し前に声をかけてくれた
多分、声をかけてくれなかったら今、口論をしているだろう
そして、今渡された青いハンカチ
あの人が届けてくれたのわかっていたから、お礼としてハンカチを買っておいた
あの人のイメージの色で
「かえってきちゃったな……」
あの時樹が来ていなかったら、このハンカチはあの人の元へ行っていただろう
綺麗な淡い色をした青
折っていたハンカチの間からでてきた1枚の紙切れ
男の人とは思えないきれいな字
『このハンカチ、テーブルの上に置いたまんまでしたよ。
あと、仲良くなりたいのでメールアドレス下に書いてます。
できればでいいので、追加しておいて下さい
亮平』
「亮平…………って名前、なんだ」
なんか嬉しかった
少しでも仲良くなれるきっかけがあったことが
これはこれで、樹には感謝しなければならない
まぁ、そうは言っても直接「ありがとう」なんて言うわけがない
まだお店の中にある、樹の姿
当分、お店の中には戻れないだろう
「A。あのさ、もう帰っていいよ。元カレずっとここに居るみたいだし、外にうちの幼なじみが車だしてるから。その車に乗って」
「でもっ………………」
「Aにまたあんな思いして欲しくないのお願い」
「ごめんね、ありがとう」
制服から、私服へと着替える
綺麗に包んだラベンダーを片手にお店を出た
お店を出てすぐのところに黒い車が止まっていた
「Aちゃん？」
「はい」
「よかった…………間違えたかと思った。渡辺翔太です。純恋にAちゃんを家まで届けて欲しいって言われたの。車に乗って？」
「あっ、いや、でも、」
「オレが純恋に怒られるからさ」
「じゃ、じゃぁ、お言葉に甘えて…………すいません」
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美紀 - SnowMan大好きです最高です亮平くんと涼太君と翔太くん寄りのオール担当です気温の変化が激しいので気を付けて更新大変だと思いますが頑張ってくださいね応援してます (2019年12月22日 17時) (
レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
さな(プロフ) - レモンさん» 泣けてくるシーン！？どこだ！？笑作った本人がよくわからなくなってくるよーな、この作品を見てくださってありがとうございます！無理をしない程度に皆様に満足いただけるような作品作り頑張っていきます！！ (2019年6月3日 22時) (レス) id: d6e98db13a (このIDを非表示/違反報告)
レモン(プロフ) - こんにちは。途中で泣けてくるシーンもありこの後のエピソードが気になります。無理はせず更新頑張ってください！ (2019年6月2日 13時) (レス) id: e5fea39f47 (このIDを非表示/違反報告)
さな(プロフ) - 望愛さん» 本当ですか！？さなは、見たまんま？の阿部さん担（？）です！惚れちゃってぇ笑更新頑張ります！応援ありがとうございます！ (2019年5月22日 22時) (レス) id: d6e98db13a (このIDを非表示/違反報告)
望愛(プロフ) - めちゃめちゃ面白いです…わたくし照くん担なんですけど、阿部ちゃんに惚れちゃいそうです、、ぐは(鼻血)更新頑張って下さい！ (2019年5月22日 20時) (レス) id: 75c0eead52 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：wwssseee | 作成日時：2019年4月6日 19時
