あなたside ページ1
もう1月も終わる。
慶くんと別れて2年も経つのに...
忘れられない私は重症なのかなっ、
瀬里「ねぇ、A」
「ん?」
瀬里「同窓会行かない?」
「なに急に笑」
瀬里「小山先輩と別れてからなんかずっと浮かない顔してる」
「...そう?笑」
高校からずっと1年上の小山先輩と付き合ってた。
でも、振られたんだ。
ちょうど2年前のこの時期に。
瀬里「うん。なんか、元気ない」
「そっか...」
瀬里「ね?だからさ、同窓会、行こ?」
「でもね、今ありがたいことに仕事忙しくさせてもらってるの」
瀬里「加藤も来るって」
「シゲ...?」
瀬里「そう。あんたが仲良かった加藤シゲアキ。」
「でも小説家デビューしてすごい売れてるんでしょ?」
瀬里「ドラマも出てるもんねぇ」
「じゃあ尚更私なんかと話せないんじゃない?」
瀬里「そんなに自分を下に見ないの!!!
Aこれでもかってぐらい可愛いんだからっ!」
「でもなぁー」
瀬里「今、幹事にAも同窓会行くって連絡入れたから」
「はっ!?」
瀬里「そこんとこよろしく♡
1週間後の金曜、20時からね!」
「え、ちょ、ちょっと!!!」
瀬里「小山先輩のこと忘れるいいチャンスだって!
じゃ、私彼氏家で待ってるから〜!帰るね!」
「えぇ?!」
瀬里「またね!」
「ちょっと瀬里〜!!!!」
え、帰っちゃった...
.
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作者名:咲羅 | 作成日時:2022年3月6日 21時