BLUE SPRING (ページ3)

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あなたside　ページ3

翌日...

加「Aー」

「ちょっと待ってもうすぐ行くから！！」

登校はシゲちゃんと行くことにしたんだけど

思ったよりシゲちゃんが早くて準備が終わってなかった

ら、

加「おせーよ早くしろ」

「待ってって！」

絶賛急かされてます。。。

「行ける！」

加「おっそ」

「うるさい」

「シゲちゃんよりは足速いから安心して」

加「うるせー笑」

こんな軽口叩けるのも咲南とシゲちゃん以外にいない。

私もシゲちゃんも変なところで人見知り発動するから

ずっと私とシゲちゃん2人で過ごしてきてた

学校行事のペアとか委員会とか全部。

加「なんか言えよ」

「え何が」

加「一人黙々と考え事してるから」

「まーちょっとねぇ」

加「眉間にシワ寄ってんぞ」

「シゲちゃんのしゃがれ声には負けるなー」

加「何と比べてんだよ！笑」

「シゲちゃんのしゃがれ声笑」

加「もーあなたほんとに俺のこと大好きねー」

「好きですよー」

加「簡単に男にそーゆうこと言ってると襲われるぞー」

「こんなこというのシゲちゃんだけですー」

加「ほんとかよ」

「ほんとだよ」

あー

このほっこり空間。

シゲちゃんといるときが一番落ち着く。

咲南も仲いいけど一学年上で

学校ではあんまり話せないからね。

「うーん」

加「なんですかお嬢さん」

「やっぱ持つべきものはシゲだね！！」

加「そんな"持つべきものは友だね！！"みたいなノリで言わないでください」

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