腐男子です。

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シウくん side




Aヒョン、あからさまに元気がない。

最近ずっと。


Aヒョンに会った次の日からおかしかった。

確かその日はテヒョンイヒョンの家に行く、って言ってたよね。

テヒョンイヒョンとなにか、あったの…？





JK「シウ〜、疲れたぁあ」


「わ、おかえりなさい、グギヒョン」


JK「今日はお出迎えなかったね」


「あ、ちょっと考えごとしてて…」





後ろから僕にギューギュー抱きつくグギヒョン。

僕の様子がおかしいことに気づいたのか、僕の顔を覗き込む。

…近いっ！





JK「どしたの？誰かになんかされた？」


「ううん、あの、テヒョンイヒョン、元気？」


JK「ヒョン…最近死んでるよ」


「あ…そっか、」


JK「…シウになら言っていっか。あのね、」





グギヒョンから話を聞くと、なんだか腑に落ちた。


テヒョンイヒョンはAさん、って人が好きなんだけど…って、

Aさんなんて、絶対Aヒョンだよね。


テヒョンイヒョンはAさんのこと傷つけたみたいなんだ、

傷つけた、って何、？

だからAヒョンはあんなに元気がないの？





JK「Aさんに謝りたいのにAさんについて全然知らないから何もできない、って」





グギヒョンには僕のバイト先にAヒョンがいるとか教えてない。

ていうか、僕のバイト先すら教えてない。

来られると恥ずかしいから。





「グギヒョン、明日テヒョンイヒョンに会える？」


JK「え、まあ…一緒に行く？」


「行く」





僕にとって大事な大事なテヒョンイヒョンとAヒョン。

どうしてそんなにすれ違ってるのか分からない。


テヒョンイヒョンがAヒョンのこと好きなのは初めて知ったけど…。

Aヒョンはテヒョンイヒョンのこと、嫌いじゃないはずなの。

か、勘だけどっ。





JK「てゆーか、シウのバイト先どこ」


「言わないっ」


JK「えー…仲良しの人とかいるの？」


「そ…れは、いるよ」


JK「誰。殺しちゃいそうなんだけど」





ひいぃっ！なんてこと！

こんなの絶対Aヒョンの名前出したらダメだっ！

死んでほしくないよAヒョンっ。





「あ、あの、とても、かっこいい方です…」


JK「は？何言ってんの？浮気？？」


「や、いや、ちがうっ、間違えた、」


JK「詳しい話は後ね。とりあえずこっち」


「うぁっ、やっ、まって、ごめ…っ」


JK「シウは誰のなのか、よく分からせないと」





ちゃんと分かってるよぉ、

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